沖縄電力との練習試合に登板した中日の福谷浩司

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◆ 「腰のケガで長く苦しんでいたが、ひと安心」

 中日の福谷浩司投手が7日、二軍のキャンプ地『オキハム読谷平和の森球場』で行われた沖縄電力との練習試合に登板し、1イニングをパーフェクトに抑えた。

 福谷は2番手として2回に登板。雨が降り続く難しいマウンドコンディションだったが、二死から8番・内間竜を3球三振に仕留めるなど、テンポ良く9球で3者凡退に抑えた。視察に訪れていた一軍の与田監督は「投げっぷりがすごく良かった」と評価。「昨年は一軍の広島戦で素晴らしい投球をしたあと腰のケガで長く苦しんでいたが、ひと安心です」とうなずいた。

 福谷は与田監督が就任した昨季、救援から先発に転向。1年前の2月17日、ヤクルトとの練習試合(浦添)で先発デビューし、与田監督はその試合後、「長いイニングを投げさせて何かをつかませたいという気持ちがある。きっかけ作りとしていろいろ試したい」と、先発挑戦の理由を説明していた。

 シーズン開幕後も先発での調整を続け、5月6日の広島戦(ナゴヤD)で6回1失点と好投したが、その後、左腰椎の椎間板ヘルニアを発症。長いリハビリ生活が続き、昨季は1試合のみの登板に終わっていた。

取材・文=上村祐作