<国連演説で注目を集めたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリ。嫌がらせは家族にも及んでいた>

16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリは、自分が有名になり、気候変動のための学校ストライキ運動を率いていることで、妹がいじめられていることを明らかにした。

スウェーデンの全国紙ダーゲンス・ニュヘテルのインタビューによれば、トゥーンベリの13歳の妹や他の家族は脅迫を受けていた。すべて警察に通報されている。

トゥーンベリはまた、妹は嫌がらせのせいで「いつも落ち込んでいる」と言い、支持者に向けて、妹を支えてほしい、それが自分に対する最大の支援になると訴えた。

「辛い思いをしているのは、私の妹。彼女は13歳で、組織的ないじめ、脅迫、嫌がらせを受けている」と、トゥーンベリは同紙に語った。

「私に脅迫と憎悪の言葉を送りつけてくる人々は、家族や妹にまで同じことをする。私はいつも旅に出ていていないけれど、家族は家にいる」

トゥーンベリはまた、自分は人々から支援を提供されることが多いが、妹は「まったく支援を受けていない」と言う。どんな支援がありうるかと尋ねられて、彼女はこう答えた。「現時点で私を助ける最善の方法は妹を支えてくれること。私の妹だからではなく、彼女自身が素晴らしい、強い人間だから」

グレタ・トゥーンベリのフォロワーたち


街頭で脅迫されたことはないけれど

トゥーンベリはこれまで、街で通りすがりの人から否定的なことを言われたことはなかったが、気候変動ストライキ運動の最初の数日間は、自分に向かって怒声をあげた人が何人かいたという。

グレタをインタビューし、長い時を共に過ごしたダーゲンス・ニュヘテルの記者アレクサンドラ・ウルシマン・オットーは、トゥーンベリと妹の両方がいじめの標的にされてきたことを知って「とても腹立たしい」と言う。

「そういうことがあるとは知っていたけれど、だからといって平気でいられるわけじゃない。これほどひどいとは思わなかった」と、オットーは本誌に語った。

トゥーンベリがアメリカや他の場所で活動している間にいじめを受けるのを見たことがあるかという質問に対して、オットーはこう答えた。「インタビューでトゥーンベリは、街頭で脅しのような行為を受けたことがないと言っていた。これは、より大きな観点から興味深い」

「私たちはアメリカのさまざまな場所をトゥーンベリと一緒に歩いた。4つの州を旅して、田舎にも都市にも行った。どこに行っても人々は近づいてきて『こんにちは、私はあなたについていきます、あなたを支援します』と言ってくれた」

しかしオットーは、オンラインでトゥーンベリに寄せられるコメントの一部は「まったく違う」と言う。

<参考記事>ヘイトに立ち向かったK-POPアイドル、ソルリ追悼写真集
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ジェームズ・ウォーカー