バイエルンがこの夏に獲得を目指していたリロイ・サネが、所属するマンチェスター・シティでの試合で膝に重傷を負ったことが昨日に明らかとなったが、果たしてこの知らせがライプツィヒのティモ・ヴェルナー獲得をさらに助長させるものになるのか?
 
 「特に私はそういったシグナルは受け取っていないね」と語った、ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督は「当然、何かあれば私に知らせが入ることだろう。だが何も聞いてはいないんだ」と強調。

 ただ23才の点取り屋とライプツィヒとの契約期間は2020年までとなっており、ライプツィヒからは延長のオファーが提示されるもの、ヴェルナーの首を縦に振らせるまでにはいたっていない。仮にこのまま延長ができなかった場合、ライプツィヒは来夏にドイツ代表FWを無償で手放す危機へと貧することになる。

 その一方でイタリアのガゼッタ・デロ・スポルトが報じたところによれば、バイエルン・ミュンヘンはインテル・ミラノ所属のイヴァン・ペリシッチ獲得へ関心を示している模様。バイエルン側としてはひとまずレンタルで迎え入れ、契約にはさらに買い取りオプションも付随させたいようだ。

 かつてドルトムントやヴォルフスブルクでもプレーした経験をもち、すでに30才となったペリシッチは、アントニオ・コンテ監督の構想では厳しい立場にあるとみられており、さらにバイエルンのコヴァチ監督は、自身がクロアチア代表監督を務めていた際に良く知る選手という関係性もある。

ナーゲルスマン監督「新天地での初の公式戦は特別」


 また今夏にライプツィヒの監督に就任したナーゲルスマン監督にとっては、間近に迫ったドイツ杯初戦は初陣ということになるが、「新天地での最初の公式戦は常に特別さ」と語った32才の青年指揮官は、すでにリーグ戦2試合を消化し「良い印象を残している」オスナブリュックとの腕試しを心待ちにしていりところだ。

 なお相手の戦術については予想は難しいとしながらも「守るだけとは思わない。プレスも試みてくるだろう。深い位置には構えてのカウンターや、うちのミスを狙いながらね」と説明。これまでの準備期間については「良いと思う」との見方を示し、指導していくなかで「重要なことは、得点の責務を複数の肩で背負わせていくということなんだ」との考えも示した。