本田が指揮を執るカンボジア代表は、死の組でどんな戦いを見せるだろうか。(C)Getty Images

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 2022年ワールドカップ・カタール大会のアジア2次予選組み合わせ抽選会が17日、クアラルンプールで行なわれた。7大会連続の本大会出場を目指す日本は、キルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルと同居するF組に。いずれも侮れない相手ではあるが、他グループと比較すると組み合わせに恵まれたと言えそうだ。
 
 一方で、”死の組”とも言えるグループに入ったのが、本田圭佑が率いるカンボジアだろう。FIFAランク169位でポッド5に入ったカンボジアにとっては、どの相手でも格上ではあるが…それにしても厳しい。ポッド1からはFIFAランク20位でアジア最上位のイラン、ポッド2は77位のイラク、ポッド3は110位のバーレーンと中東の強国が居並んだ。互角に戦えそうなのが、ポッド4から選ばれた141位の香港くらいだ。
 
 また、面白い組み合わせになったのがG組。ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアと、東南アジア勢が実に4チームを占めた。ドロワーを務めた元オーストラリア代表のティム・ケイヒルがこの組み合わせを引き当てた際は、会場が大きくどよめいたほどだ。唯一、中東からの参戦となるUAEは移動の負担が大きく、たまったものではないだろう。
 
 2次予選の開幕は9月5日。来年6月までの長丁場でホーム&アウェーのリーグ戦を行ない、各組1位と2位の成績上位4チームの計12チームが最終予選に進む。
 
 W杯アジア2次予選の組み分けは以下のとおり。
●グループA
中国、シリア、フィリピン、モルディブ、グアム
 
●グループB
オーストラリア、ヨルダン、チャイニーズ・タイペイ、クウェート、ネパール
 
●グループC
イラン、イラク、バーレーン、香港、カンボジア
 
●グループD
サウジアラビア、ウズベキスタン、パレスチナ、イエメン、シンガポール
 
●グループE
カタール、オマーン、インド、アフガニスタン、バングラディッシュ
 
●グループF
日本、キルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴル
 
●グループG
UAE、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア
 
●グループH
韓国、レバノン、北朝鮮、トルクメニスタン、スリランカ
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部