レアル・マドリー、ポグバ獲得のためなら売ってもいい8名のスター

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今夏のマーケットではすでにロドリゴ、エデル・ミリタォン、ルカ・ヨヴィッチ、エデン・アザール、フェルラン・メンディ、そして久保建英を獲得することが決まったレアル・マドリー。

ジネディーヌ・ジダン監督復帰から2年目に向けてのシーズンは、チームのオーバーホールから始まった。昨季の苦戦からの反発力を見せたいという心意気の現れであろう。

ただ、ジダン監督が「新たなピース」としてもう一つ求めているものがあると言われる。それは中盤のボランチ。攻守に渡ってピッチ中央から影響力を発揮する選手を、もうひとり加えたいと考えているそう。

その候補はポール・ポグバであると伝えられる。ジダン監督は彼の引き入れをかなり熱望しているとのことで、ポグバ自身も前向きだとも。

だが問題は移籍金。ポグバの価値は非常に高く、フロレンティーノ・ペレス会長も「クリスティアン・エリクセンではどうか」と先にセカンドオプションを考えているそうだ。

とはいえ、チームとしては監督が望んでいる選手を獲得するのが重要なこと。高額ならば、他の選手を売ってでも…。

ここでは、『Squawka』による「ポール・ポグバを獲得するためならば、レアル・マドリーが売るべき選手たち」を見ていこう。

ギャレス・ベイル(FW)

レアル・マドリーでプレーするというのは厳しいものだ。チャンピオンズリーグを何度も制覇し、それに貢献していてもである。スペイン語を上手く話すことができず、プレーでもぎこちないところがあれば、ファンはすぐに見放す。

ベイルはしばらく激しい批判に耐えなければならなくなっており、ジネディーヌ・ジダン監督からも明らかに好かれていない。クラブは彼を解放させたがっている。

ただ、彼を買う余裕があるだけのクラブは誰も欲しがっていないので、そのためには価格を大きく下げる必要がある。

ケイロル・ナバス(GK)

ケイロル・ナバスはレアル・マドリーがチャンピオンズリーグを連覇していたときのヒーローである。しかし彼はコスタリカ代表選手で、ファッショナブルでもない。クラブの上層部からはあまり愛されることはなかった。

ジネディーヌ・ジダン監督は彼を信頼しているだろうが、息子がより多くのチャンスを得られるようにしたがっているし、ティボー・クルトワもいる。ナバスが退団すべき時は来た。

ハメス・ロドリゲス(MF)

2014年のワールドカップで得点王となり、それからカルロ・アンチェロッティ監督が2015年夏に解任されるまで、ハメス・ロドリゲスは世界でも最も有力な選手の一人だと考えられていた。

マジカルなナンバー10であり、輝かしいアイドルであり、ピッチ内でも仕事ができた。しかしそれからゆっくりと彼の立場は悪化していった。

バイエルン・ミュンヘンに2年ローンで貸し出されてからは、ハメス・ロドリゲスの輝きは散発的なものとなった。今こそ彼はちゃんと世話をしてくれるクラブを必要としている。

ルカ・モドリッチ(MF)

2018年のバロンドール受賞者はレアル・マドリーで特別なキャリアを積んでいる。しかし年齢的にはもう33歳となっており、徐々に世代交代の対象になるべき立場にある。

もちろん彼を残せば十分な活躍が見込める。しかしもしポグバやエリクセンが加入するのであれば、中盤のバランスを考えて盛大に送り出すことも検討するべきだろう。

テオ・エルナンデス(DF)

テオ・エルナンデスは、兄のリュカとともに育ったアトレティコ・マドリーを早くに離れ、マルセロの後継者候補としてレアル・マドリーへとやってきた。

ただ、マルセロは今のところ調子を崩していてもメンバーから外されることはないようだし、テオもそこに食らいつけるような状態にはなかった。昨季もローンで貸し出されていたし、今夏は売却される予定だ。

ヘスス・バジェホ(DF)

その力を証明するチャンスを与えられない場所に加わってしまった、素晴らしい、そして有望な若いセンターバックだ。

シーズン中に怪我をしたのも不運だった。このタイミングで彼を解放してやらなければいけない。幸せを見つけに行かせるべきだ。もうすでに欧州のリーグで能力を証明している男なのだから…。

マテオ・コヴァチッチ(MF)

次のモドリッチになること、そして中盤に若さと活力を加えることが求められたコヴァチッチ。それらについては少なくとも散発的には見せていた。

ただ彼のレベルは思ったほど上がらなかったため、徐々に不必要になってしまった。昨季はチェルシーにローン移籍していたし、そのまま売却されるべきだ。

マルコ・アセンシオ(FW)

彼は非常に才能のあるウイングであり、まだ世界のスターになりきれていないことが不思議だ。2017-18シーズンには2試合で2ゴールを決めるスタートを見せたが、その後チームの重要な部分から離れていった。

ジダン監督の復帰は彼にとって活気を取り戻せる機会でもあったが、そこで不運だったのはヴィニシウスの台頭だった。そして今夏はエデン・アザールまで加入した。アセンシオの活躍の場がどんどん奪われているように見える。

まだアセンシオの市場価値は高いままであり、しかも買いたいクラブがあるということを考えれば、レアル・マドリーは彼を解放してやるべきだろう。

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なお、「キープすべき」と書かれているのがマルコス・ジョレンテ、イスコ、ナチョ、ルーカス・バスケス、ブラヒム・ディアス、マリアーノ。

また「ローンに出すべき」というのがマルティン・ウーデゴール、ダビ・セバージョス、セルヒオ・レギロンだった。