飲めば飲むほど正答率が下がりそう――。ゴールデンウイーク中の新潟で、「日本酒神経衰弱」なるゲームが開催された。


以下画像はぽんしゅ館新潟驛店提供

話題のゲームは、新潟市で2019年5月3日から5日にかけて開催された「新潟日本酒リーグフェスタ」というイベントで行われたもの。その名も「日本酒マッチングゲーム お酒で神経衰弱」である。

まず初めに3種類の日本酒を試飲。次に銘柄が隠された状態で先ほどの3種類の日本酒を試飲し、神経衰弱の要領で同じ日本酒を当てることができるか挑戦するのだ。全問正解できた場合は、日本酒などの景品をゲットできるという趣向だ。

ツイッターでは、

「さすが新潟、地獄みたいな神経衰弱やってる」

との声が上がり、話題となった。

利き酒を「ゲーム形式」に



話題の日本酒神経衰弱を企画した商業施設「ぽんしゅ館」全店館長の能田拓也さんは10日、Jタウンネットの取材に応じ、

「より気軽にご参加いただけるようわかりやすいゲーム形式で利き酒をご提案いたしました」

と企画のねらいを説明する。

酒造の違いや銘柄の違いによって一口に新潟の日本酒といっても味が違うことや日本酒の美味しさ、味わい深さを感じてもらえるよう新たな利き酒の機会を提案したという。4年ほど前から毎年ゴールデンウイークとシルバーウイークに実施しているそうだ。

実際にお酒を使った神経衰弱ということから、ネット上では「まじで神経衰弱しそう」との声が上がっているが、今回は正答率が4割を超えたということで、意外にも正答率は高かった模様。ちなみに、通常は3割弱の正答率になることが多いそう。

今回ネットで話題になったことを受けて、「こういったイベントが注目されるのは我々にとっても、日本酒業界にとっても喜ばしいこと」とし、

新潟県は一人あたりの年間日本酒消費量が全国一です。日本酒の美味しさや日本酒の魅力を実感できているからこその数字だと感じています。今後も日本酒の普及啓蒙に努めて参ります」

としていた。