【日本麺紀行】お客の9割が冷やし中華を注文する街中華の名店 / 京都府京都市北区の「中華料理サカイ本店」
世界中の人々が観光に訪れる古都・京都。
京都には世界に誇るべき美味しいグルメがたくさん存在しており、その味わいは日本人のみならず、海外の方々をも魅了し続けている。
そんなグルメ都市・京都において、冬でもお客の90%が冷やし中華を注文する街中華の名店がある事をご存知だろうか?
今回は京都が誇る街中華の名店、京都府京都市北区の「中華料理サカイ本店」をご紹介したい。
・1939年(昭和14年)創業の老舗中華料理店、それが中華料理サカイ本店
こちらのお店、創業は1939年(昭和14年)の中華料理店。
1939年と言えば、ドイツ軍がポーランド西部国境を突破し、第二次世界大戦が始まった年。
混沌とする世界情勢と呼応するかのように、日本でも国家総動員法による「国民徴用令」が公布・施行され、さまざまな物価が高騰し物価統制が行われるなど、国際情勢そのものが国民生活全体に影響を及ぼすようになっていく状況。
そんなタイミングでこちらのお店は産まれたのだ。
・絶品の冷やし中華を味わえるお店、それが中華料理サカイ本店
もちろん街中華のお店のため、様々な中華のメニューが提供されており、そのどれもが美味しい。
しかし、こちらのお店が世界に誇るべき絶品メニュー、それが冷やし中華だ。
もちろん単品でオーダーしても良いのだが、定食のセットに100円をプラスして、ご飯をミニチャーハンに変更して味わうのがオススメだ。
ご飯をミニチャーハンに変更した定食スタイルにすると、美味しい冷やし中華に、ミニチャーハン、そして特製のマヨネーズが添えられた野菜サラダ、そしてお漬け物がついてくる。
まずは冷やし中華だが、具材はチャーシュー、キュウリ、海苔、のみ。
見た目に分かるのは、通常の冷やし中華のタレとは異なり、クリーミーなタレである事が分かるかもしれない。
麺をひとくち味わえば、サカイの冷やし中華がなぜそこまで愛されているかが分かるだろう。
モッチリとしていながら、しっかりとしたコシを持っている味わいのある麺は、最高の食感と味わいを楽しませてくれる。
そしてその最高の麺に、こちらのお店のオリジナルのクリーミーなタレが良く合う。
恐らく、カラシ、マヨネーズ、そして通常の冷やし中華の醤油ダレのようなものが混ざっているのだと思うが、そのバランスが最高なのだ。
もちろんシャキシャキとした食感のキュウリに、ウマミたっぷりのチャーシューと一緒に味わえば、麺、具材、タレの絶妙な味わいを堪能できる。
冷やし中華を味わったのなら、チャーハンも味わっておきたい。
冷やし中華と同じチャーシューがたっぷりと入ったチャーハンはこれだけでも味わう価値のある逸品。
よりパンチのある味わいを楽しみたいのなら、チャーハンを冷やし中華のタレと一緒に味わうのもオススメだ。
世界中の人々が観光に訪れる古都・京都。
世界に通用する様々な美味しいグルメがある京都で、他には無い、ここでしか味わえない美味しい冷やし中華を味わってみてはいかがだろうか?
そんな味わいを楽しんだのなら、京都のことがもっと好きになるに違いないのだ。
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お店 中華料理サカイ本店
住所 京都府京都市北区紫野上門前町新大宮商店街北大路上ル92 新大宮商店街
営業時間 11:00〜22:00
定休日 月曜日(祝日の場合は営業)
お店の公式ホームページ http://www.reimen.jp/