くるみ?あんこ?全国各地のお雑煮はこんなに違う!サカつく秘書候補に聞いた
2019年が始まった。読者の皆はどのような年末年始を過ごしたであろうか?さて、お正月といえばお雑煮である。筆者もすでに10個以上のお餅を食べ体重がすっかり増えたが、なぜ日本人はお正月にお雑煮を食べるのであろうか。
このお雑煮、由来は諸説ある。臓器を保護するという意味での「烹雑」や、煮雑(ごった煮)などがそれだ。雑煮は結果的に年神様に供えた餅を神棚から下ろし、そこに野菜、肉、魚度を煮込んで作る料理となった。そのために地域ごとの特産品などがそこに反映され、各地域で違うものになったという。
今回は全国各地から集結したという『サカつく ロード・トゥ・ワールド』の秘書オーディション“秘書リーグ”に出場する8名に各地域のお雑煮、お正月事情を伺った。
山下まみ(北海道)
お雑煮は四角いお餅で醤油ベース。おせちは年越しそばと共に12月31日に食べるために1月は残りを食べる。後は蟹を食べた、とのこと。
木村悠里(東北)
四角いお餅、いりこ出汁で醤油と塩ベース。具は人参とネギ。餅は一度取り出した後に別皿の「くるみだれ」につけて食べる。甘辛い感じ。岩手県・宮古市のお雑煮セットというのが売られているそう。
大久保舞子(関東)
四角いお餅、しょうゆベース。花の形に切られたニンジン、スナップエンドウ、ほうれん草、ゆず、三つ葉、鶏肉と具が豪華!!筆者が関東出身とあってか一番近い雰囲気を受けた。
井上里奈(東海)
四角いお餅、お吸い物に近い。具は小松菜(正月菜)で上から鰹節をかける。関東から少し西へ行くだけでこの違い!!一気に京都風というか懐石風というか日本料理風で格式高いイメージになった。
松嶌杏実(北信越)
白味噌ベース、人参に豚肉が入る。豚汁が白味噌ベースでそれにお餅を入れる感じだという。こたつに入って「えがわの水羊かん」を食べたりしながら過ごす。
阪本久瑠実(関西)
家族で正月飾りをかけるのがならわしだが、実は年末年始は外出するのがならわしでおせちやお雑煮よりお寿司を食べることが多いという。関西風お雑煮は通常、白味噌ベース、丸餅、里芋が具に入るというが。
坂田恵理歌(中国・四国)
丸いお餅であんこ入り、お汁粉ではあくまでなくて白味噌ベースの汁にあんころ餅がはいっていて、きなこをつけて食べる。きなこにつけて食べるのは奈良県の文化、あんこ雑煮は香川県の文化だが坂田家はまさかの融合??ちなみにそばは12/31から1/2まで食べるとのこと。
杉山綾菜(九州・沖縄)
お雑煮が具たくさんなかわりにおせちはなし!かまぼこ、桜エビ、エビ、白菜、もやし、しいたけ、えのき、餅が入る。出汁は白だしでお雑煮を作り置きしておくのが習わしなんだとか。
以上、8者8様のお正月、お雑煮事情をお届けした。ちなみにセガ広報にも話を聞いたところ、具は関東風だが焼いたお餅を1個ずつ食べたら足していくわんこ蕎麦ならぬ“わんこ餅”形式だという。筆者は、東京の八王子出身、具は里芋と大根、四角いお餅だけと質素なもの…これは飽きるというので個人的にほうれん草と鶏肉を希望により足してもらっていた。
(撮影 Y. Yamagishi)