吉岡里帆が放つ魅力の根源とは? 「出会う方々に人生を彩ってもらっている」
「初めての主演のときと比べて、スタミナがついてたくましくなったなと感じます。夏の撮影ということで、体力的にも大変かもしれませんが、忙しくてもちゃんと温かいごはんを食べて、頑張りたいです!」
ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』で、自身2度目となるドラマ主演を務める吉岡里帆(25)。新人公務員・義経えみるが配属されたのは、生活保護受給者を支援する生活課。吉岡は、右も左もわからないまま、新人ケースワーカーとして、仕事にまっすぐ向かい合い、奮闘するえみるを熱演する。
役が決まった当初は、
「私もえみると同じように、生活保護を取り巻く環境に、どういう制度があって、どういう法律が適用されているのかなど、詳しいことは知らなかったんです。なので、専門書を読んだり、実際に働いていらっしゃる若手ケースワーカーさんと直接お会いして、リアルな現場のお話を聞くなど、今も勉強しています」
たくさんの人々との出会いを通じ、成長していくえみるだが、吉岡自身も、
「出会う方々によって、人生を彩ってもらっているなと実感しています。特に今は、マネージャーさん、スタイリストさん、ヘアメイクさんなど、女所帯のみんなと、ほぼ毎日一緒に過ごしていて。友人でも家族でもなく、それを超えるような信頼関係があるみんなと一緒だからこそ、次のステップに進んでいく瞬間は、すごくワクワクします。みんながいるから、夢を追い続けられるんです」
立ち止まることなく、目標に向かって走り続ける彼女の、あふれんばかりのモチベーションを生み出すのは、
「“また一緒に仕事をしたい”って思ってもらいたいんです。一緒にやってよかったって思ってもらいたいという気持ちがいつもあって。見てくださっている方々にも“また見たい”“元気をもらえた”と言ってもらえたら、こっちが逆に元気をもらってしまうくらい、うれしいです」
まっすぐに人々と向き合うえみるの前には、さまざまな壁が立ちはだかる。もし自分の前にも、大きな困難が立ちふさがったら……?
「“無視しない”ということが大事だと思っています。見て見ぬふりをするのではなく、1個1個きちんと向き合って、なぜそんなことが起きたのかなど、理由を自分なりに考え、解決策を見つけて、というやり方で今までもやってきていて。悩んで苦しむこともときにはありますが、そういった経験も勉強になると、プラスにとらえるようにしています」
夏と言ったら……!
「私の地元は、地蔵盆がある地域で。町内の人たちと戯れるのが楽しくて大好きなんです! でも今の小さい子は、地蔵盆を知らない子が多いと聞いてびっくりしました。またあの楽しさを味わいたいな〜。あとは花火もしたいですね。今はできる場所も少なくなってきていますが、撮影の合間にみんなで花火とか、夏っぽいことができたらなと、ひそかに企んでいます♪」
<出演情報>
『健康で文化的な最低限度の生活』
毎週火曜日夜9時〜
カンテレ/フジテレビ系ドラマ