川口春奈、清原果耶、松本穂香の新世代ヒロイン対決に高須院長「生き残るのは…」
松本穂香(21)が主演するTBS日曜劇場『この世界の片隅に』がスタートする。のん(旧芸名:能年玲奈)が主人公の声優を務め、第40回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、高い評価を得たアニメ版を経てのドラマ化となる。のんのイメージが強かった一部視聴者からは、ヒロインの松本を「華がない」「鼻に目がいってしまう」となかなか受け入れられない様子だ。
また、女子からの人気が高く、女性誌の表紙も数多く飾り、“どの角度から見ても美人”という評価で人気急上昇中の川口春奈(23)は、テレビ朝日の土曜ナイトドラマ『ヒモメン』の主演に。
さらに、累計325万部超えの沖田×華の人気マンガをドラマ化したNHKドラマ10『透明なゆりかご』でドラマ初主演を務める清原果耶(16)は、透明感が光る正統派として活躍が期待される。
次世代を担うニューヒロイン3人は、果たして芸能界で大ブレイクする顔なのか? 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。
――川口さん以外はネットでは「かわいいような、かわいくないような」との声も多い夏ドラマのニューヒロインたちですが、川口さん、清原さん、松本さんの顔をそれぞれ分析するといかがですか?
高須「みんなかわいい。でもみんな欠点があるね」
――“どの角度から見ても美人”の川口さんもですか!? 今CMや雑誌でも引っ張りだこなんですが……。
高須「だって、涙袋は大きすぎるし、目も奥二重だし、輪郭もあごも長いよ! どちらかというとかわいい雰囲気作りがうまい、表情美人だと思うけどな」
――そうなんですか〜。では、「AKB48ゆきりん(編集部注:柏木由紀)以来のブス鼻」とネットで話題の松本さんは?
高須「ゆきりんタイプのデカ鼻じゃなく、松本さんは高橋真麻鼻! 鼻の形というより、鼻の穴に目がいってしまうタイプだね。でも他のパーツはイイし、真麻さんと同じく『愛され欠点』なんじゃない! アクセントになっていいと思うよ」
――しかし、ドラマの主演も松本さんではなく、アニメ版同様にのんがよかった、という意見も多いですが、顔面的にのんさんと比べるといかがでしょうか?
高須「のんさんは確かにすっきりとした万人受けする顔で、バランスがいいきれいさだね。しかもあの超ヒットドラマ『あまちゃん』主演で、お茶の間に馴染みもある。でも、ドラマはやはりオンエアされないとわからない。合わないと思ったキャスティングが、実際に観るとすごくハマっていることもあるものだから」
――確かに、それで逆に話題を呼ぶこともありますね。ところで清原さんは3人の中ではまだ実績がありませんが、人気が出そうな顔でしょうか?
高須「実際のところ、顔面だけのジャッジだとヒロイン顔ではない!」
――清らかな雰囲気が役にマッチしそうですが、どの部分がヒロインっぽくないですか?
高須「まず輪郭。エラが張っている。そして鼻。鼻根が太くて団子鼻。そして目が小さい! ボク的に泉ピン子さんっぽさを感じる顔」
――なんだか、パーツを書き出すと強そうなタイプに感じますね。しかもピン子さん似!
高須「雰囲気というのは体つきや髪型、メイクで感じさせるものなのですよ。逆に雰囲気や表情を演出することで、顔とは違うタイプになれるのはいいことでもあるね」
どこか欠点があったほうが人に印象を与える
――では、この3人の中で一番のヒロイン顔を選ぶなら誰でしょうか?
高須「全員横並びだよね〜。だって、今、第一線の石原さとみさんや北川景子さんのほうが絶対きれいだもの」
――新人戦線、なんだか厳しそうですね……。アラサー女優陣のポジションを奪うのはまだ先、といった感じで。
高須「でもね、全体が優等生的に整ったお人形さん顔よりも、どこか欠点があったほうが人に印象を与える。それってドラマや映画ではインパクトに繋がる。そういう意味では松本さんが一番強そうな顔なので、生き残るかも!」
――松本さんですか! 人気アニメのドラマ化で世界観が壊れないかという意見と、のん支持派とのW勢力でなかなかの炎上対象になってますよ。
高須「今や炎上は注目されているということ。彼女は炎の中から生き延びるふてぶてしさを感じますよ(笑)」
――強い・ふてぶてしいという、人気が勝負の職業からは遠いワードがちらついてますが!
高須「アイドルなら、かわいく媚び媚びしないとダメだけど、女優は自己主張してナンボでしょ! スターになるような人はみんな、自己主張の塊ですよ。そういった意味では清原さんは少し主張が弱そうかな〜」
――芸能人も立場によっていろいろなんですね! つい、きれいなら売れそう、と思いがちです。
高須「例えば先程の松本さんの鼻なんかは、『小鼻縮小術』で簡単にバランスの取れた鼻になって美人度は上がるけど、女優度は上がるかどうかはわからないよね。ボクがよく言う言葉だけど、美人ならすっきりバランスの良い『忘れ鼻(※)』がイイ、でも女優はある程度のリアリティがある顔のほうが演技に凄みが増す。だから女優は『主張鼻』がいいんですよ!」
※「忘れ鼻」を解説した記事はコチラ「北川景子vs沢尻エリカvs吉高由里子の劣化予想に高須院長「“忘れ鼻”が美を制す!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。