科学者が即席メンを名店の味にしたくて入れた「白い粉」の正体
市販のラーメンでも生麺タイプならそこそこ美味しい、と感じる方は多いでしょう。逆に言えば、プロが作った「本物」には敵わない、というのが大方の意見でしょうか。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、重曹などを使って市販ラーメンを専門店並みの味に変身させる秘訣について詳しく解説しています。
市販ラーメンの美味しい作り方
市販のラーメン。乾麺ではない生麺タイプのラーメンもレシピ通りに作るとそこそこ美味しいのですが、逆に言えば、専門店で食べるにはやはり及ばない…という感じの人も多いかと思います。
まず問題は麺。麺はどうしても保存性を優先しているので、どうしてもフニフニした食感でしかありません。これは、重曹を入れたお湯で茹でることである程度改善します。1Lあたり小さじ1杯程度の重曹を入れたモノで茹でます。スープの制作に時間がかかるので、スープがある程度出来てきたら横のコンロで用意して、スープ完成と合わせられると最高です。
スープは、可能な限りいろいろなものを入れて多様性を持たせ、さらに野菜をいっぱい摂れるように工夫します。まず、キャベツやもやし、ほうれん草や小松菜などを入れますが、缶詰のトウモロコシなんかも良い感じです。さらにカニカマやチクワなどを刻んで入れてもOK。野菜はスープでちょっとクタクタになるまで煮込んだ方が味がスープに出ておいしくなります。
スープの味付けは本来付属のものを7割程度にして、その残りを、良い醤油や、あごだし塩、寿がきやラーメンスープ、オイスターソースを入れて味に複雑性を持たせます。
● 寿がきやラーメンスープ
このラーメンスープは常備調味料としておいておくと中華料理全般にかなり便利なのでオススメです。
完成したスープと重曹で茹でた麺を最後にあわせて完成。ただの市販のラーメンがしっかりちゃんとした食事…になります!
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