不倫問題で自民党を離党した中川俊直衆議院議員が7月29日、謝罪会見を行った。31日放送の「ばらいろダンディ」(TOKYO MX)ではこの謝罪会見を受け、「不倫で辞職すべき?しなくていい?」というテーマでの討論が行われ、漫画家の倉田真由美さんが「毎回辞職すべき、とは思っていないが、この人は辞職した方がいい」と主張した。

「芸能人の不倫会見とはワケが違う。嘘としか思えないから責任取れ」

中川議員は今年4月、週刊誌で「ハワイでの重婚ウェディング」などが報じられ、経済産業政務官を辞任し自民党を離党。以来公式な発言はなかったが、3か月以上の沈黙を破り、頭を丸めた姿で会見に現れた。

会見では謝罪後、涙ながらに「生き恥を晒してでも郷土のために役に立ちたい」と今後も政治活動を続けることを表明した。

倉田さんは「頭丸めて涙流して『心機一転頑張ります!』って言って、ああそっかって思ったけど、でもさもう一個の不倫疑惑に関しては全く口をつぐんだよね」

中川議員は「重婚ウェディング」の相手以外にも、前川恵衆議院議員との不倫疑惑が出ていた。会見では否定したものの、倉田さんは信ぴょう性がないといい「もし本当に違うのであれば、訴えるべき。それくらいして身の潔白を晴らさないといけない」と熱弁をふるい、

「芸能人の不倫会見とはワケが違うんですよ。議員の言葉っていうのは例え不倫だろうがなんだろうが、公で話す議員の言葉はめちゃくちゃ重い。頭丸めて涙流して、でもそこでそんな嘘つく?って思っちゃう。嘘としか思えないから『お前ちょっと責任取れよ』って思う」

とヒートアップ。不倫そのものより中川議員の対応に信用がならない、と感じているのだろう。

今井絵理子参院議員に対しても「『一線を超えてません』って誰が信じるっていう話」

スタジオの鈴木淳也弁護士も概ね同意見で、「弁解が不合理。そういったところに国会議員としての資質が見いだせないから『辞めるべきだ』という人が多いのでは」と分析したが、倉田さんの怒りは収まらなかった。

「本当の事全部晒したのなら、ちょっとかもしれないけど『一から頑張れば?』って応援してくれる人もいると思うんですよ。絶対信じられないもの」

同じく不倫報道の出た今井絵理子参院議員に関しても「なんでそこで一点だけしょうもない嘘つくの? 全部話しますって顔して『一線を超えてません』って誰が信じるっていう話」と最後まで語調を荒げて発言をしていた。