群馬県立前橋商業高等学校(群馬)
■オリックス・駿太選手の母校 群馬県立前橋商業高等学校は大正9年に創立され、今年で95周年を迎える伝統校。「質実剛健」「文武両道」「先事後得」を校風に、部活動などの課外活動が盛んな学校だ。野球部は春夏通算8度の甲子園出場を誇る公立の強豪校で、オリックスで主力として活躍する駿太選手の出身校としても知られる。
■部員数95名の大所帯! 1年生37名、2年生32名、3年生26名の合計95名(うちマネージャー10名)の大所帯で活動する。毎日学校から離れた場所にある野球部専用グラウンドまで自転車で移動し、厳しい練習に励む。森澤 駿主将が語るチームのウリは「安定した投手陣」「単打でつなぐ野球」「どこからでもチャンスが作れる打線」だ。
■何事も強くなろうをテーマに チーム全体で身長が低い選手が多いため、その分強いスイング・強い体幹・強い気持ち・強い身体と「何事も強くなろう」をテーマに、厳しい冬のトレーニングを積んできた前橋商ナイン。「8種」と呼ばれる8種目のサーキットトレーニングや、雨天時でも学校の階段を1階から7階まで30秒以内で駆け上がる階段ダッシュなど工夫を凝らした練習を行ってきた。
3年生集合写真(前橋商)■打倒私学で甲子園出場! 森澤主将は「先輩たちが夏の大会で私学に敗れたので、打倒私学を掲げるとともに、守れるチームを目標にしました」と語る。しかし春季群馬県大会3回戦では私学の強豪・健大高崎との勝負に敗れ、「私学との違い」を痛感した。夏の大会に向けてはレギュラーだけでなく、他のメンバーも一人ひとりが意識改革を念頭に、強い気持ちで切磋琢磨している。ノーシードから「最高の挑戦者」として公立校の伝統を復活させたい。
■夏躍進のカギとなる選手は?! チームの注目選手は、昨年からのレギュラーでチャンスにめっぽう強い小暮 俊介、経験を活かしたプレーでチームを引っ張る森澤 駿、大会に強く、力強いストレートが持ち味の戸谷 拓真、調子が良いときには誰にも止められないバットマン大谷 星翔の4人だ。また、チャンスでの代打打率がほぼ10割というクラッチヒッター根岸 海月にも注目だ。
小暮選手(前橋商)最高の仲間と最長の夏にここからはと小暮 俊介副主将(3年)と唐澤 大地副主将(3年)にお話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
小暮:チャンスでのバッティングと、ここ一番という時の守備です。唐澤:内外角に投げ分けられるコントロールを身につけることです。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
小暮:選手全員で一日一日の練習を頑張ったことや、その合間で、ふざけたり、笑いあったことです。唐澤:昨年の夏の大会です。
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
小暮:全部を見て欲しいです!唐澤:ストレート中心の強気のピッチングを見てもらいたいです。
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
小暮:団結力ならどこにも負けません!唐澤:一球、一打にかける想いです。
Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください
小暮:最高の仲間と最長の夏にしたいです!唐澤:自分史上最高の夏にしたいと思います!
小暮選手、唐澤選手ありがとうございました!
住吉監督(前橋商)繋ぐ野球で甲子園勝利をここからは住吉 信篤監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
秋季大会後は、体力の向上を目指し食事、トレーニングを見直し体づくりに主眼を置いて練習してきました。また、技術面においては基礎基本の見直しを図り、反復練習に取り組みました。三月以降は、走者を置いての守備練習や打撃練習に取り組み、走塁や打球判断などの練習に力を入れて練習しています。
この夏の大会の目標は、甲子園で勝利することです。今年のチームは、秋季大会、春季大会ともに下級生が多く出場したため、経験の乏しさやパワー不足が大きく影響しましたが、現在は3年生も奮起し、バランスの良いチームになってきています。野手は一人2ポジション以上の経験を積み、打順も調子によって入れ替えることができるため、徐々に選手層が厚みを増しています。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
今年のテーマは「繋ぐ」。全員が一つになって、強い気持ちで相手に向かっていく。最後まで諦めず、悔いの残らない戦いして欲しいです。
住吉 信篤監督、そして前橋商野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!