古川工業高等学校(宮城)
■古川工はどんな高校? 古川工業高等学校は、宮城県大崎市に所在する、県立の工業高校。ほぼ全ての運動部が県大会上位に進出経験があり、バレーボール部、硬式野球部、自転車競技部などは県内の屈指の強さを誇る。野球部は6年前に第93回全国高等学校野球選手権大会に初出場した。
■古川工ってどんなチーム? 1年生12名、2年生17名、3年生13名の計42名で活動している古川工業野球部。校舎からグラウンドまでが離れているものの、野球部専用のグラウンドがあり、恵まれた環境で日々練習に励んでいる。チームのウリは「積極的プレー・凡事徹底・他人のカバー」だと、小椋 温生学生コーチは話した。目標は「日本一」。宮城を制し、甲子園で優勝することを、古川工はイメージしている。
■悔しさから這い上がった古川工「弱勝野球。下手でもいいから強くなれ」をモットーに、新チームをスタートした古川工。昨秋は2回戦で仙台三に敗れた。「試合はこっちが有利でした。ですが、最後は負けた。自分たちの甘さを感じた試合です」と小椋学生コーチは当時を振り返った。 それからのオフシーズンでの練習で、自分自身に「強く・厳しく・夏のつらい場面でも負けない精神力」をつけた古川工。迎えた春季大会ではベスト4に進出し、レベルアップした姿を見せた。
■活躍してきた選手を紹介!この1年間活躍してきた選手に、小椋学生コーチは相澤 秀人、三浦 孝行、古内 寛人の3選手の名を挙げた。「相澤は、4番ピッチャーとして安定した活躍でチームを勝たせてくれます。三浦は1番打者でチームによい波をもたらします。古内は打率トップで守備も攻撃もチーム1の積極性があります」と小椋学生コーチは3選手を讃えた。
■記憶に残る“アツい”夏 夏に向け古川工は、高みを目指して練習を行っている。すべては「日本一」になるためにだ。小椋学生コーチは「支えてくださった人々への感謝の気持ちを忘れず、記憶に残る“アツい”夏!にします!」と力強く宣言した。6年ぶりの甲子園・そして日本一を目指し、古川工がスタートを切る。
甲子園で優勝をここからは三浦 孝行主将(3年)と相澤 秀人副主将(3年)にお話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
三浦:細かいミス(バントや走塁)とセンター方向を意識しながら強いスイングをすることです。相澤:球速5キロアップ・柔軟性・下半身強化です。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
三浦:昨秋2回戦の仙台三との試合が印象に残っています。相澤:春季大会でベスト4になれたことです!
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
三浦:初球からフルスイングをするところを見てください!相澤:打たせてとるピッチングを見てほしいです!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
三浦:思ったことを何でも言い合える関係、1つのプレーに一喜一憂するところが好きです!相澤:飯の量とカバーリングは負けません!
Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください
三浦:日本一長い夏にします!相澤:自分の持ち味を生かし、甲子園で優勝します!
三浦選手・相澤選手、ありがとうございました!
夏の暑さ以上に熱くここからは間橋 康生監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
「弱勝野球。下手でもいいから強くなれ。をモットーに選手1人1人の力はなくても勝つことができる」ということで、チーム全員で戦う野球を目指してチームを作ってきました。 夏の大会は、暑さ・負けたら最後のプレッシャー・周囲の目など、野球以外に目に見えないさまざまなものと戦わなければならないので、気持ちで負けないチームを目指しています。 このチームは,飛び抜けた選手はいませんが、チームのために自己犠牲ができます。選手もベンチもスタンドも心が一つになれることが強みです。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
夏の暑さ以上に熱く燃えて戦おう!自分のプレーに仲間のプレーに感動し、心一つに日本一になろう!
間橋監督、そして古川工野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!