明和県央高等学校(群馬)

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吉田 光主将(明和県央)1日でも長く

■明和県央はどんな学校? 1983年に開校した明和県央高校。グローバル化する時代に対応できる人材の育成を目指しており、台湾への修学旅行や、今年度からはアメリカへの海外研修を実施することが決まった。部活動はラグビー部、男子バレーボール部が強く、ラグビー部は花園に6回出場、男子バレーボール部は春の高校バレーに出場した経験もある。

■自主性・積極性・粘り強さが強み 現在1年生10名、2年生23名、3年生25名の計58名で活動する明和県央高校。ラグビー部とグラウンドを共有しているため、全面を使っての打撃練習は火曜日と水曜日のみ。その中で工夫して練習に取り組んでいる。チームの強みは「自主性・積極性・粘り強さ」だ。指導者に言われてやるのではなく、自分達から動く。良いと思うことはどんどん吸収する。そしてチームスローガンは「耐」。ピンチを耐え、粘り強く戦っている。目標は甲子園で一勝。そのために、日常的に1.5キロの鉄棒を使い、ティーバッティングを行うなど、厳しい練習も行う。

■収穫を得た春の戦い   吉田 光主将は印象深い戦いに春季地区リーグでの準決勝、東農大二戦を挙げた。打撃戦の中、持ち味の粘り強さを活かし、サヨナラ勝利。「冬のトレーニングの成果を感じました」と話した。勢いに乗った明和県央野球部はは、リーグ優勝を果たした。昨秋はリーグ戦全敗のチームだった明和県央の成長が見られた春だった。

■明和県央の大黒柱は? 吉田主将は大黒柱として長井 亮典を紹介してくれた。「エースで投手陣の大黒柱です。春季大会では全試合先発完投をしました」と話す。そして夏のキーマンには長井のほかに山田 尚義、市場 悠馬、平田 祥也の名を挙げた。その中でも山田はチーム一の長打力を誇るスラッガー。大会でのチャンスでの一発に期待だ。

■一日でも長く 夏に向けては打撃力向上を図っている。群馬は好投手が多く、その好投手を打ち崩せるかがカギになる。吉田主将は「一日でも長くこのチームで試合をしたいです」と夏に向けての意気込みを語った。先輩たちが成し遂げていない甲子園出場を果たす。

左から兵藤、吉田、吉成(明和県央)3年間の全てを発揮する

ここからは吉成 賢渡副主将(3年)と兵藤 良太副主将(3年)にお話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。

吉成:打撃面のさらなる強化です。兵藤:送球の精度を高め、送球エラーをなくすことです。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

吉成:試合を重ねるごとにチーム力が向上して、仲間意識を高めてこれたことです。兵藤:素晴らしい仲間、ライバルにめぐり会えたことです。

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

吉成:豪快なフルスイングを見てほしいです。兵藤:守備範囲の広さと外野からの送球です。

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

吉成:グランドの中では一人一人がライバルで、一歩外では仲の良い仲間。いろいろな面で刺激し合えるところです。兵藤:ここぞという時のチーム全体の「負けん気」と「粘り」です。

Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください

吉成:仲間、両親、指導者のみなさんへ感謝を込めて3年間の全てを発揮し、結果を出します。兵藤:結果を残せる夏にしたいです。

吉成選手・兵藤選手、ありがとうございました!

練習風景(明和県央)自分を信じ、仲間を信じる

  ここからは塩原 元気監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 スタート当初はチームとしてのまとまり、ピンチに動じない強いメンタル不足から勝てないチームでした。冬の期間は主将を中心に選手ミーティングを繰り返し行い、練習を通してのメンタル強化に努めました。今ではチームとしてのたくましさを感じています。「耐える」ことのできるチームです。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 自分を信じ、仲間を信じ最高の結果を出そう。

塩原監督、そして明和県央野球部の皆様、ありがとうございました!

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