プロ野球が好きな人は既にご存じのはずだ。千葉市美浜区にある、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地「QVCマリンフィールド」が、2016年12月1日から「ZOZOマリンスタジアム」に名称変更された。

ファッション通販サイト「ゾゾタウン」の運営会社・スタートトゥデイ社が命名権を獲得したことによる今回の改名。Jタウンネットでも、こんな記事(参照:ロッテ本拠地、ゾゾタウンが命名権→略称どうなる? ゾゾスタ、ゾゾマリ、ゾマスタ...)をお届けした。

すなわち、新球場名「ZOZOマリンスタジアム」の略称がどうなるか?という話題だ。

そこで、次のような質問で、1クリック投票を呼びかけてみた。

新球場名「ZOZOマリンスタジアム」の略称にふさわしいのは?

はたして、その結果は......?

千葉県民が愛してやまないのは......?

調査期間が短かったこともあって、残念ながら投票数は多いとは言えない(総投票数98票、2016年11月18日〜11月29日)。だが一応の傾向は読み取れるかもしれない。

新球場名「ZOZOマリンスタジアム」の略称にふさわしいのは?という問いかけに対しての結果が、下のリストだ。千葉県(左)と千葉県以外(右)のベスト5が、記されている。


新球場名「ZOZOマリンスタジアム」の略称にふさわしいのは? 調査結果(Jタウンネット調べ)

千葉県の1位は「マリン」で、36.4%である。そもそもの球場名が「千葉マリンスタジアム」だ。「マリン」という名に対する愛着は、千葉県民の中に想像以上に根強いようだ。

2005年の日本シリーズで4連覇して、日本一となった栄光を懐かしく思い出すロッテファン、千葉県民にとっては、「千葉マリンスタジアム」は聖地なのだ。「マリン」と呼びたい気持ちは、痛いほどよく分かる。彼らにとっては、「QVCマリンフィールド」が「ZOZOマリンスタジアム」に名称変更しても、「マリン」は「マリン」なのである。

一方、2位にランクインしたのは、「ゾゾスタ」、27.3%である。ファッション通販サイト「ゾゾタウン」に親しみを感じる若い世代にとっては、「ゾゾ」という語感に引かれるものがあるのだろう。

3位の「ゾゾマリ」も、「ゾゾスタ」同様、何か新しさを感じさせる。千葉県民の中で、ひょっとしたら世代交代のきっかけになるキーワードになるかも......。そんな期待を抱かせてくれる。

千葉県以外のランキングを見てみよう。1位は「ゾゾスタ」、41.3%だ。通販サイト「ゾゾタウン」がそれほどポピュラーである証拠ともいえるし、「ZOZOマリンスタジアムなら『ゾゾズタ』でしょ」という合理的な回答といえばいえるかもしれない。

2位に「マリン」、17.2%。やはり長く親しまれてきた愛称は強いものの、千葉県内の結果から見るとやはりそれほど高いとはいえない。むしろこの落差は、地元の「マリン」という呼び方への愛着の強さをうかがわせるものといえようか。以下は3位に「マリスタ」、4位に「ゾゾマリ」が付けている。

こうやってざっくりと現在の情勢を見てみると、どうやら「マリン」と「ゾゾスタ」のトップ争いということになりそうだ。

はたして、新球場名「ZOZOマリンスタジアム」の略称は、どう定着してゆくのか? まだレースは始まったばかり......、球春の訪れが待ち遠しい。

ZOZOマリンスタジアム。写真はイメージです(uemuraさん撮影、Flickrより)