[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年11月15日放送の「特報THEスライドショー」のコーナーでは、ドローンを使った荷物の運搬について取り上げました。

NTTドコモと福岡市が勧めているプロジェクトで、能古島の住民が頼んだ商品を福岡市のヨットハーバーからドローンを使って能古島に配達をするというものです。


プレスリリースより

ドローンの操作はオペレーションセンターの従業員が行い、ドローンで運ばれた商品の荷卸しはお客さんが自分で行うというシステムになっています。

これは、子育てや高齢で買い物に行けないという人に向けたサービスになっています。

実際に届くのか、どのくらいの重さの商品まで大丈夫なのかなどは実証実験で調査をしているところ。

今回は、能古島公民館から商品を頼んで届くかの実証実験を行いました。コールセンターに直接電話をするのではなく、お客さんが呼び出しボタンを押すとコールセンターから電話がかかってくる仕組みになっていて、高齢者でも簡単に利用できるようになっています。

現在は実証試験中! 将来的には他の地域でも使えるようになるのか

現在、ドローンを使った配送は実験段階で、今すぐにサービスが使えるわけではありません。実際に使えるようになるには、様々な調整や検証が必要だと言われています。

ドローンは軽いので、風に弱いと言われています。ドローンで荷物を運ぶ場合、風の影響を受けやすく風速6メートルを超えると配達が難しくなります。

また、実証実験を何度も重ね、成功数を増やしていくことが第一とされています。

現在は、生もの以外のものを配送する実験をしていますが、将来的には肉などの生ものも配送できるよう調整をしていくそうです。

能古島の場合、買い物に行くには船に乗って片道10分程度かかります。若い世代はいいですが、高齢者や育児で家を空けられないという人は知人に買い物を頼んだりしているそうです。そういう人たちには嬉しいサービスだと思います。しかし、ドローンでは重たい荷物は運べないので、これは自分で買い物に行かなくてはいけないのも現実です。ドローンなどをうまく利用し、買い物困難な場所などにも製品が届けられるようなサービスができたら嬉しいですね。(ライター:ぴよこ)