[OH!バンデス-宮城テレビ]11月18日の宮城解体新書のコーナーでは、仙台の名産品である「仙台駄菓子」のルーツについて放送されました。

江戸や明治時代から駄菓子作りが行われていましたが、当時は普通に「駄菓子」と呼ばれており、名物とまでは言われていませんでした。

昭和30年頃から「仙台駄菓子」と呼ばれるようになりました。伝統駄菓子の衰退期に仙台駄菓子の種類の豊富さや味わいの深さが評価されたという理由があるそうです。


仙台駄菓子を取り扱う熊谷屋公式サイト

みそぱん、きなこねじり、太白飴、マコロン、あんこ玉など20〜30種類ありますが、昔は50〜60種類と沢山の種類の駄菓子がありました。種類が豊富だったのは、派手好きだった伊達政宗が影響していると言われています。

庶民の間で育った駄菓子は、見た目どおりの単純な名前のものが多いのが特徴です。例えば「あんこ玉」はうさぎが冬ごもりをして丸まっている形に見えることから「うさぎ玉」とも呼ばれています。

懐かしさあふれる仙台駄菓子はこの先もずっと仙台のなつかしい味として伝わっていって欲しいと思います。(ライター:長沢あきこ)