シャープは、IoTベンチャー企業を対象とする合宿形式のモノづくり研修「SHARP IoT.make Bootcamp supported by さくらインターネット」の参加企業の募集を開始した。

 研修では、シャープが100年以上に渡って培ってきたモノづくりの技術やノウハウを、社内の現役技術者らが講師となって伝授する。

 プログラムは、モノづくりの基本プロセスにはじまり、アナログ電子回路、デジタル電子回路、熱設計などの具体的な技術設計の研修やアフターサービス、原価管理などの研修を経て、製品要求仕様書を講師がサポートしながら個別に作成する演習などがある。

 また、国内データセンター大手のさくらインターネット(大阪・大阪市中央、田中邦裕社長)がIoT時代に必須となるソフト/サーバー技術やプラットフォームなどを解説するほか、投資ファンドのABBALab(東京・千代田、小笠原治社長)がベンチャー企業における新規事業の立ち上げに必要な資金調達のコツについて、投資ファンドの立場から説明する。

 参加企業の中から、希望する企業に対しては3カ月から6カ月程度の期間、量産仕様決定、工場選定から見積り精査、量産立ち上げ、最終製品の品質確認までをハンズオンで支援するプログラム「量産支援キャンプ」も用意されている。

【SHARP IoT.make Bootcamp開催概要】
日程:2016年11月21日〜12月1日
場所:シャープ天理総合開発センター(奈良県天理市)
参加費:1社2人の参加で85万円
(参加者が3人以上の場合の追加費用は35万円、1社1人の場合は50万円。いずれも消費税別)
申し込み期間:問い合わせは10月24日まで、参加申し込み期限は11月1日