国内外で企業の人材育成を支援するサイコム・ブレインズ (東京・千代田、西田忠康社長) は、ビッグデータを活用して効果的な学習モデルを構築する「研修プラットフォーム サービス」の提供を開始した。

 新サービスではオンライン学習と座学での研修をICTで統合し、学習行動履歴を成績と結びつけることで、これまで経験値などに頼りがちだった社員教育の学習法をより効果的にすることが可能となった。

 大きな特徴のひとつは、研修効果や改善点が“見える化”していること。集合研修当日の受講者パフォーマンスだけでなく、研修前の映像教材視聴行動や理解度テストの結果、研修後の復習テストの結果に加え、自社で独自に設定するKPI(業績管理指標)などのデータを総合的に分析して、研修の効果を“見える化”できる。

 また、自社のハイパフォーマーがとる学習行動を分析して、社内で標準化するべき最適な学習モデルを抽出することも可能だ。

 研修運営が効率的な点も特徴のひとつだ。ウェブ上に専用のポータルサイトを設置し、映像教材や理解度テストが一元管理されるので、受講者はPC、スマートフォン、タブレットなど様々なデバイスでいつでもどこでも自己学習に取り組むことができる。

 また運営者側ではポータルサイトで受講者の学習状況に関する各種データを一括管理できるため、「受講者人数が多く、同じ研修を複数のクラスで運営している」「階層別に多様な研修メニューを実施している」場合など、事務局のマンパワー不足を補うことができる。

【「研修プラットフォーム サービス」概要】
価格例:約80万円〜
(参加人数20人で想定した場合、映像教材1種類、座学研修費用込み)
※参加人数や映像教材の種類によって異なる