彼の名前は、アルゼンチンサッカー界の多くのスカウトのメモ帳に記されていたという。だが今、その選手は刑務所に入ることとなったそうだ。容疑は、殺人。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

逮捕されたのは、18歳のレアンドロ・チャサレタ。そのボール扱いのうまさや、インテリジェンスとテクニックで、将来を嘱望されていた選手だ。アルゼンチンの英雄であるフアン・ロマン・リケルメに似ているとの声があったという。

だが、チャサレタは家にやって来た警察に連行され、刑務所に入ることとなった。アルゼンチン『クラリン』の報道として『ガゼッタ』が伝えたところによると、60歳の女性を殺害した容疑をかけられているようだ。女性は、夫の誕生日に命を奪われた。


チャサレタを指導していたチームの監督は、「ピストルとボール、人生で望むのはどっちなんだと一度聞いたことがある」と明かす。チャサレタは2014年、すでに殺人容疑をかけられた過去を持つのだ。そのときは、現場にいなかったことを証明でき、釈放されていた。

チャサレタの父は引っ越すことで悪友から息子を引き離そうとしたそうだ。だが、本人は母親と故郷に残ることを選んだ。それから2年。チャサレタは再び悪の道に乗ってしまったのかもしれない。