W杯予選最多タイ出場到達の長谷部、劇的白星を喜ぶ「一番大事なのは勝つこと」

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 2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の第3節が6日に行われ、日本代表はイラク代表に2−1で勝利した。試合後、MF長谷部誠(フランクフルト)がコメントを残している。

 MF山口蛍(セレッソ大阪)の劇的な決勝ゴールで勝ち点3をゲットした日本。同試合にフル出場した長谷部は、日本代表通算出場試合数を「102」へ伸ばすとともに、W杯アジア予選最多タイの通算32試合出場に到達することとなった。イラク戦終了後には、ピッチ上で日本代表通算100試合出場を祝うセレモニーも開催された。

 ゲームを終えた長谷部は、「このように祝ってもらって感謝しなければいけないですし、このように数を重ねられたっていうのは色んな人に支えられてきたのでそこには感謝したいと思います」とコメント。しかしその上で、「なによりチームの勝利をこれからも求めていきたいと思います」と、自らの記録よりもチーム全体のことを考える発言をした。

 イラクとの一戦では、前半にFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)のゴールで日本が先制するも、後半に同点ゴールを献上。先月開催されたUAE(アラブ首長国連邦)戦と同様、苦戦を強いられた。長谷部は、「追いつかれてからは非常に苦しい時間だった」とゲームを振り返り、「いい試合ができたとは思わないです」と内容には納得していない様子を示した。

 しかしそれでも、「アディショナルタイムは吉田麻也を前に上げてパワープレーもしましたし、そういうものが実ったんじゃないかなと思います。一番大事なのは勝つことだったので、次に繋がるかなと思います」とホームでの勝利を喜んだ。

 日本は11日に行われるW杯アジア最終予選の第4戦でオーストラリアと対戦する。