ミランに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは、わずか16歳でセリエAデビューを果たし、17歳でA代表入りするなど、将来が嘱望される守護神だ。そのドンナルンマは、最近の若者とは少し違うようである。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

シニシャ・ミハイロビッチ氏に抜擢され、元スペイン代表のディエゴ・ロペスからポジションを奪い、早くも「ミランの顔」となっているドンナルンマ。代表入りも果たし、「ジャンルイジ・ブッフォンの後継者」として周囲の期待は高まる一方だ。

そのドンナルンマが4日、タトゥーを入れておらず、ピアスをしていないことに言及した。最近のイタリアの若手選手につきもののファッションだが、ドンナルンマはこう述べている。


「タトゥー? 一つも入れていないんだ。父からいつも、タトゥーもピアスもダメだと言われているんだよ。だから、僕がすることはないだろうね」

また、ドンナルンマはブッフォンの後継者と呼ばれても謙虚さを保つことが大事だと続けた。

「ブッフォンとは素晴らしい関係だよ。代表で多くを与えてくれたし、僕は練習で彼の動きすべてを追っている。彼からすべてを学びたいからだ」

「将来が約束されていると言われることについて? 僕は常に最大限の努力をするだけだ。しっかりと謙虚にね。両親が最初に教えてくれたことだから」

イタリアと世界のサッカー界が順調な成長を願うドンナルンマ。17歳とは思えないそのしっかりぶりは、ご両親の教育の賜物のようだ。