7月3日、ヤフオクドームで行われた北海道日本ハムファイターズ×福岡ソフトバンクホークスにおいて、大谷翔平は1番ピッチャーで先発したばかりか、その第1打席で先頭打者ホームラン。投げても8回5安打10奪三振で強豪ソフトバンクを無失点に抑えている。

すると、2日放送、フジテレビ「Mr.サンデーHERO'S 合体SP」では「スーパーヒーロー 大谷翔平を徹底取材 二刀流の意外な真実とは」と題し、栗山英樹監督の談話を伝えた。

「コイツ凄いなと思ったのは、1番ピッチャー大谷だった」という栗山監督は、当時のやり取りについて「初めて前の日に“明日1番大谷でいくよ”って話してて“失敗すれば色んな批判を俺もお前も受けるかもしれないし”って説明して、“お前が最初に打って、あとは投げれば勝つんだ”って言った時に本当に何も言わなかった」と明かした。

だが、栗山監督が驚いたのは大谷のホームランではなくホームランを打った後の行動にあったという。「何に驚いたかっていうと、アイツゆっくり走りましたよね?」と切り出した栗山監督は「絶対野球選手だったら、イメージできてなかったらホームラン打って興奮するじゃないですか。でもアイツはイメージできてたんですよ。ホームラン打つイメージが。だからゆっくり走ったんですよね」と興奮気味に語ると、「僕は感動しましたけど、その時は」と続けた。

だが、スタジオでこのVTRを観ていた野球解説者・石井一久氏は「ホームランを打ったことで彼はピッチャーのスイッチが入った」と分析し、大谷本人も「あの時にはピッチャーの事も考えて体力温存でゆっくり走りました」とコメントしたという。