引退考える吉田亜沙美を止めた、盟友・寺田弥生子さんの言葉
30日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では「女子バスケ 吉田亜沙美(28)世界一輝いたリオ帰国後の変化」と題し、バスケットボール女子日本代表でJX-ENEOSサンフラワーズに所属する吉田亜沙美をフィーチャーした。
リオデジャネイロ五輪では、準々決勝で金メダルを獲得したアメリカに敗れるも、女子日本代表はグループリーグを突破する躍進を見せたばかりか、吉田に至っては1試合平均アシスト数で大会1位となった。
「この間、自分のアパートの近くのコンビニに寄って出たら“バスケットの人ですよね?”って話しかけられました。顔を覚えていてくれることがまず嬉しいんで。頑張ってよかったなって思う」。
今大会をこう振り返った吉田だったが、2014年2月の試合中、リバウンドを取りにいった際に左膝前十字靱帯断裂の大けがを負い、一時は引退を考えたこともあった。
それでも、チームメイトで同期の寺田弥生子さんの言葉で復帰を決意。3度の手術を経験している寺田さんは、「とにかく本人に決めてほしくて。オペは痛いし、リハビリもしんどいから自分で決めなと言いました」という。
「(引退を)止められるかなと思ってた」という吉田は、「そうやって言ってくると思ってなかったから。他の人だったら“まだできるんだからやりなよ”って(言われると)思ってたから、意外な言葉過ぎてそれも嬉しかった。自分の気持ちもちゃんと分かって見透かされてたんだなって」と明かした。
その一方で、引退の道を選んだ寺田さんについて、「寺田は復帰したくてもできなかった。自分が頑張れば復帰できると思った時に、寺田のために復帰しようと思えた」と現役続行を選択した吉田。その後、2014年12月に復帰を果たすと、先のリオ五輪では世界レベルのアシストを連発している。
大会後、再会した寺田さんが「(リオ五輪は)鳥肌もの。感極まる感じ」と感想を述べると、吉田は「泣いてないんじゃん」と笑ったが、「誰かのために頑張るって、すごい力になる。自分のためにやってたら苦しい。それはあった。本当に思ってる」と寺田さんに感謝の気持ちを伝えた。
リオデジャネイロ五輪では、準々決勝で金メダルを獲得したアメリカに敗れるも、女子日本代表はグループリーグを突破する躍進を見せたばかりか、吉田に至っては1試合平均アシスト数で大会1位となった。
今大会をこう振り返った吉田だったが、2014年2月の試合中、リバウンドを取りにいった際に左膝前十字靱帯断裂の大けがを負い、一時は引退を考えたこともあった。
それでも、チームメイトで同期の寺田弥生子さんの言葉で復帰を決意。3度の手術を経験している寺田さんは、「とにかく本人に決めてほしくて。オペは痛いし、リハビリもしんどいから自分で決めなと言いました」という。
「(引退を)止められるかなと思ってた」という吉田は、「そうやって言ってくると思ってなかったから。他の人だったら“まだできるんだからやりなよ”って(言われると)思ってたから、意外な言葉過ぎてそれも嬉しかった。自分の気持ちもちゃんと分かって見透かされてたんだなって」と明かした。
その一方で、引退の道を選んだ寺田さんについて、「寺田は復帰したくてもできなかった。自分が頑張れば復帰できると思った時に、寺田のために復帰しようと思えた」と現役続行を選択した吉田。その後、2014年12月に復帰を果たすと、先のリオ五輪では世界レベルのアシストを連発している。
大会後、再会した寺田さんが「(リオ五輪は)鳥肌もの。感極まる感じ」と感想を述べると、吉田は「泣いてないんじゃん」と笑ったが、「誰かのために頑張るって、すごい力になる。自分のためにやってたら苦しい。それはあった。本当に思ってる」と寺田さんに感謝の気持ちを伝えた。