この夏、スウェーデン代表を引退したズラタン・イブラヒモビッチは、パリ・サンジェルマン(PSG)を退団してマンチェスター・ユナイテッドに加入した。花の都パリから去って、恋しくなるものはないのだろうか。フランス『SFR Sport』がインタビューで本人に質問した。

「PSGやパリといって最初に思いつく恋しいものは?」――この質問に対するイブラヒモビッチの回答は、「パリでの最後のサラリーが恋しいね。オレが恋しいのはそれだ」。予想外の答えだったのか、さすがの“イブラ節”だったからか、インタビュアーが思わず苦笑するほどだった。


『ESPN』の報道によると、ユナイテッドでのイブラヒモビッチのサラリーは週給26万ユーロ(約3000万円)。PSGでは週給29万ユーロ(約3300万円)だったとみられる。つまり、1週間で3万ユーロ(約345万円)の“減俸”だ。それでも、とてつもないサラリーであることは変わらないのだが…。

なお、イブラヒモビッチは自身が抜けたPSGの今季について問われると、こう返している。

「分からないよ。とても強いチームだと思う。彼らは何人か新しい選手たちを獲得したし、哲学は変わらない。すべての勝利を目指すということだ。チャンピオンズリーグ(CL)優勝を目指すだろう」

「でも、それができて、CLを制覇できるなら、誰だって優勝しているだろう。そういうものじゃないんだ。ハードワークをしなければいけないし、時間がかかる。忍耐強くなければいけない。それからなんだ。でも、どうなるかを見てみよう。それは別の問題で、僕の問題じゃないさ」