ゴミの問題は難しい。曜日や分別なども決まっているゴミを、いつもきちんと出せるとは限らない。時には、部屋にたまってしまうこともある。これが生ゴミなどだと、臭いの問題が生活を直撃する。

さて、ここまでは誰しもあるだろう悩みだが、その処理の仕方次第では、ご近所の顰蹙を買うことも。東京都のJさん（40代女性・会社員）からの投稿だ。

エレベーターに乗ろうとすると、いつも...

都内の分譲マンションに暮らしています。

少し前、お隣さんが転勤で遠方に引っ越すことになり、賃貸という形で、子ども連れの家族が入居してきました。夫婦は私たちより10歳ほど若いくらい、まだ赤ちゃんな一番下の子を始め、まだ小さい3人のお子さんがいます。エレベーターを挟んでいることもあり、心配していた騒音などはなかったのですが......。

画像はイメージです（Terje Asphaugさん撮影、Flickrより）

その家族が引っ越してきて、しばらくしたころです。仕事に出かけようとしたとき、何か「臭う」ことに気づきました。

なんだろう。どうも、嫌な臭いです。

ちょうど暑くなってきた時期でもありましたから、「まあ、そういうこともあるだろう」くらいにその場では流したのですが、その後も時々、部屋を出て、エレベーターの前に立っていると、やっぱり変な臭いがすることがあります。

どうも、あっちの方から臭いがする

どうも気になったので、いやいやながらその臭いのする方をたどってみると、どうやら例のお隣の方から漂ってくる気がします。そっと、お隣の部屋の前を覗いてみると――なんとそこには、生ゴミが詰まったゴミ袋が放置されているではありませんか。

それ以来気を付けてみると、変な臭いがするときにはいつも、ゴミ袋がお隣の部屋の前に置いてあります。間違いありません。臭いの発生源はここです。日によっては、赤ちゃんの使用済みオムツが入っていることも。

うちのマンションでは、決められた曜日にしかゴミを出すことができません。おそらく、出し損ねたゴミを、室内だと臭いが気になるので、外に出しているのでしょう。しかし、それで悪臭が共用部分に流れて来るなど、言語道断。マンションの規約でも、ゴミを放置することは禁止されているはずです。

うちのマンションはまだマシ

とはいえ、直接言うのも気が引けますから、管理会社に連絡して、私の名前は出さずに注意してもらい、またその後、マンション全体でもゴミ出しマナーの周知が行われました。おかげで間もなくゴミの放置は止み、悪臭に悩まされることもなくなったのです。

――という話を、先日、別のマンションに住んでいる友人にしたら、「あなたのところは、まだまだマシ」とため息をつかれました。

「うちなんて、ゴミをベランダから投げ捨てるヤツがいるんだから。もちろん、いくら言っても直らないのよ」

ご近所さんの巡りあわせって、大切ですね。