これで子育てのイライラは解消! さらに自分の時間も増えちゃうワザとは?

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子どもが小さいうちは、朝は食事を作ってから保育園や幼稚園に送り、昼は炊事洗濯や買い物に追われ、おむつを交換。夜は風呂に入れてあげて明日の保育園の支度をして、でもなかなか寝てくれなくて泣いてばかり…。お母さんもお父さんも、本当に休まる暇がありません。

しかも、今週から連休に入ります。そうなると子どもと接する時間が増えてくるでしょう。お休みモードで嬉しい反面、育児がまたちょっと大変になるかも…、と思っていませんか?

確かにやらなきゃいけないことはたくさんありますが、実はちょっとした工夫で、負担がグッと減ります。
そこで、子育てのプロたちが、ちょっとしたワザを教えます。ポイントは、「要領よく」「完璧主義を目指さない」です。

●1日数時間の「子離れ」が重要

育児でストレスを最もためているのは、子どもと接する時間が最も長い専業主婦というデータもあるくらい。教育カウンセラーの諸富祥彦さんは、1日に3〜5時間、子どもと離れることを勧めております。つまり、子どもと接する時間を限定する習慣を身に付けるということで、これを「パートタイム育児」と呼んでいます。

その時間を使って、自分を振り返ったり、1人で落ち着くことが大事で、これがイライラしない子育てにもつながるのです。そのためには、託児所、両親など使えるものは何でも使おうという気持ちが大事。

また諸富さんは、子育てに悩むお母さんたちからの相談に対しては、「子育てはなるようにしかならないから、してはいけないことをしなければそれでいい」とよく答えているそうです。完璧主義を目指さないことが、気楽に長続きする育児につながります。

●夜は無理に寝かしつけない

夜泣き改善ポイントは「無理に寝かせる」のではなく「朝、きちんと起こすこと」。こう話すのは夜泣き専門保育士の清水悦子さん。

朝7時までには起こして太陽の光をいっぱい浴びてしっかり起床させ、昼寝はさせすぎない。そして夜に必ずしたいのが、“イチャイチャタイム”。間接照明や豆電球の薄暗い部屋で、絵本を読み聞かせたり、今日1日楽しかったことをしゃべる。これが心地よい睡眠はもちろん、親子間の心の安定にもつながるのです。

『3歳までの子育ての教科書』(アスコム刊)は子育てで悩んでしまいがちなポイントや、必要な行動などを紹介している一冊。「教科書」らしく、子どもの理想的な睡眠時間や睡眠サイクルなども掲載しています。

子育てのイライラの原因は、ほかにも「(子どもが)後片付けをしてくれない」「ごはんをちゃんと食べてくれない」などたくさんあります。そんなイライラを解消してくれる方法も、本書にたくさん出ています。

イライラが減って、子どもが少しでも言うことを聞いてくれるようになれば、お母さんとお父さんも気持ちが休まりますし、自分の時間も増えます。どうせ子育てをするのなら、気持ちよく楽しくして、しかも自分の自由時間もしっかりキープしたいですよね。もし、子育てに困っているときには、おおいに参考になるはずです。

(新刊JP編集部)