ビタミンBって、ご存知ですか?

肌荒れなどにビタミンB群がいいといわれることが多いので、耳にしたことがあるかもしれません。

ビタミンBというのはいろいろ種類があるので、まとめてビタミンB群とよぶのですが、その中でビタミンB2というのは、細胞の発育と正常な働きに欠かせないため「成長ビタミン」ともいわれます。
不足すると、大人だと肌荒れや口内炎などを引き起こしますが、成長期の子供や胎児の場合は、発育不良になる可能性があります。
そのため、妊娠中はとくに欠かすことのできないビタミンです。

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ビタミンB2を効率よくとれるのが、納豆!
ビタミンB2は大豆や豆腐などにはそれほど含まれていませんが、納豆になるとグンとアップします。
これは、納豆菌の働きによるもの。
納豆は体にいいとよくいわれますが、赤ちゃんがすくすく育つためにも、とてもおすすめなのです。

「妊娠中に食べたほうがいいものはなんですか?」と聞かれることがよくあります。
いろいろありますが、私は納豆は必ずおすすめしています。

栄養ももちろんそうですが、安くて食べやすいのも大きなポイント。
食べるときは、同じくビタミンB2が豊富な卵も一緒に混ぜると、よりビタミンB2をとることができます。

ただ、私の勝手なイメージですが、納豆は単体だと主役(メインのおかず)というよりは、どちらかというと脇役。
だから納豆を献立に組み入れるときは、なにか他にメインも作らないと…と思ってしまいますが、丼ものにアレンジすることで主役級になれるのでは? と考え、私が妊娠中によく作っていたのが、納豆丼です。

お手軽納豆丼

レシピ制作:長 有里子


<材料 2人分>
ごはん 適量
納豆 2パック
合い挽き肉 100g
たまねぎ 1/4個
にんにく 1かけ
醤油、みりん 各大さじ1
ごま油 適量
青菜(飾り) 適量
七味唐辛子 お好みで、適量

<作り方>
1、たまねぎ、にんにくはみじん切りにする。

2、フライパンにごま油とにんにくを入れ、火にかける。

3、にんにくの香りが立ってきたらたまねぎを加えて炒め、次に合い挽き肉、納豆の順番で炒め合わせる。

4、醤油とみりんを入れ、味を調える。

5、器にごはんを盛り、4をのせ、青菜を飾る。お好みで七味唐辛子をかける。

丼にすれば、あとは味噌汁をつけるだけ! 簡単なのに栄養とボリュームがあって、夕食として出してもさまになるはず。
レシピには入れていませんが、もしあれば、温泉卵を仕上げにトッピングすると、よりビタミンB2をとることができますよ。
(長 有里子)