プランデッリ氏、バロテッリの才能を評価「ポテンシャルは世界トップ5」

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 元イタリア代表監督のチェーザレ・プランデッリ氏が、今シーズンのセリエAについて言及した。14日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 プランデッリ氏は現在のセリエAについて、「4、5チームがスクデットを最後まで争えるし、願っている。インテルとユヴェントスは大きく変わったが、加速しているね。インテルが首位におり、ユーヴェは最初から良いプレーをしていたが、冷静さを取り戻した。(マッシミリアーノ)アッレグリと(ロベルト)マンチーニは不当な批判を受けていて、時間を与えられていなかっただけだよ」と、日本代表DF長友佑都が所属する首位インテルと、現在6連勝中と調子を取り戻したユヴェントスの2クラブを称えた。

 さらに、上位争いに関して、「ナポリとフィオレンティーナはプレーの面で他よりも何かあることを示しているが、セリエAではそれだけじゃ足りない。13日の試合でユーヴェは何ふり構わず勝とうとした。フィオレンティーナは興奮するようなプレーをするが、おそらく何かが足りない。おそらく、マンチーニとアッレグリはその点でより経験が豊富なのだろう」と言及し、セリエA制覇にはプレーだけでなくメンタル面も優れている必要があると明言した。

 また、プランデッリ氏は日本代表FW本田圭佑が所属するミランのFWマリオ・バロテッリにも言及。「バロテッリには他の選手にはなかなかないクオリティーがある。ポテンシャルは世界トップ5だと思う。だが、彼の人生ではサッカーが優先事項でないことは明らかだね。我々全員が、彼がその才能を示せるようにと願っている」と、同選手が持っているポテンシャルを非常に高いと評価した。

 最後に、バロテッリに向けて、「最強の選手の一人になりたければ、ピッチで仕事をし、いくつかのことについては考えることすらしてはいけない。共調しない選手がいれば、監督にとっては常にチームが最優先なんだ。全員が理解しなければいけない」と助言をし、サッカーと真剣に向き合う姿勢を求めた。