「ユヴェントスはスクデット争いにいる」

ユヴェントスの歴史の一部をつくった人物のコメントだ。アレッサンドロ・デル・ピエーロである。彼はユーヴェが復活したと疑っていない。

「ここトリノに来て、ユーヴェ対フィオレンティーナの一戦に向けた一週間を過ごせてうれしいよ。素晴らしい試合だね。それに、この2チームがスクデットのような重要な目標を争っているのもうれしい。かたや、まだ多くの友人がいるチームで、もう片方は、元チームメートのパウロ・ソウザが率いるチームだ。それぞれがタイトルを争っているね」

元ユーヴェのキャプテンであるデル・ピエーロは、19歳のときにフィオレンティーナ戦で見事なゴールを決め、ユーヴェの歴史に名を残した。

「あのゴールについては、いつだって喜んで話したい。おそらく僕のゴールの中で最も美しいゴールの一つだったしね。特別な魅力がある。技術的な観点だけでなく、意義のうえでも重要なゴールだった。あの首位にいたフィオレンティーナとの試合がいかに重要な一戦だったかは知っているはずだ。そして、僕らは15分で試合をひっくり返した。19歳にとっては最高の瞬間だったよ」