24日、ヤフオクドームでは日本シリーズ第一戦、ソフトバンク×ヤクルトの一戦が行われ、4-2でソフトバンクが勝利。松田宣浩のホームランで先制すると高谷裕亮のラッキーなタイムリー内野安打などで追加点を挙げた。

すると同日、TBS「S1」では野球解説者・野村克也氏の「ボヤき解説」を放送した。

試合前には「短期決戦になればなるほどバッティングは水ものだからピッチャー。投手陣にはシリーズ男を作らせない」と展望を語った野村氏。3回まで両チームのスコアにゼロが並ぶと「足を絡ませるか、ラッキーパンチでホームランが飛び出すか」と呟いたが、その矢先ソフトバンクに松田のホームランが飛び出した。

また、トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人の4回表の打席を見た野村氏。山田が2球で追い込まれると「ピッチャーの失投を2球ファウルにしている。しかもストレート。やっぱり状態よくないよ」とズバリ。その後も武田翔太の投球に打ち損じが見られると「5球投げて3球甘いところにきている。調子よくない」と確信した様子で改めて指摘した。

9回には畠山和洋のツーランホームランで2点を返したが、最後はソフトバンクの完勝となった第一戦。野村氏は「日本シリーズ第一戦はお見合いみたいなものでお互いのデータの確認、ヤクルトの皆さん、全く気にすることありません。第二戦から本物のシリーズが始まる」と総括した。