おにぎり協会×BRITA


新米の季節になり、おいしいご飯が食べたくなる季節。先日、一般社団法人おにぎり協会(おにぎり協会)とドイツの浄水器メーカーBRITAによって開催された「新米イベント BRITAにぎりをつくろう!」ではBRITAで浄水した水を使って炊いたご飯とそうでないご飯でおにぎりを作り食べ比べが行われた。



そもそも、新米というのは、年内に取れたお米を精米したものを呼ぶ。つまり、沖縄などの地域では収穫が早く、それから順番に東北へと収穫時期が移ってゆく。6月末から11月までの期間、いろいろな新米を楽しめるというわけだ。



参加者はさっそくBRITAで浄水したお水で炊いたご飯と、水道水で炊いたご飯を食べ比べ。食べてみると違いがわかる。ご飯を炊く時にお水に気をつけるように、と言われることが多いが、登壇者のおにぎり協会サポーターで、お米マイスター五つ星の小池理雄(小池精米店)さんによると、これはお米にしっかりとお水を吸収させることが大切でだからだという。また、お米を「研ぐ」という言い方をしている人も多いかもしれないが、これは昔のお米はぬかを取らなければいけないからしっかりと研ぐ必要があったためで、最近のお米は指を立てて混ぜるように「洗米」するのがよいそうだ。

お米の食べ比べの後は、実際におにぎりをにぎる。おにぎり協会代表理事の中村祐介さんによると、お米を潰さないようにふんわりとにぎるのがコツだという。ぎゅうぎゅうと握ってしまうのではなく、あくまでも形を整えるように優しくにぎろう。



そしておにぎりに欠かせないのが塩。にぎるときに使用したのは、同じく登壇者である日本ソルトコーディネーター協会代表理事の青山志穂さんがおにぎり協会と発案した「おにぎり塩」。海藻から取れる藻塩をベースに作られた塩はすでに水に溶かされスプレーに入れられている。こうすることで、ムラなくそして適切な量を使用することができるというわけだ。手に塩をとってにぎるとどうしてもつけすぎてしまうことが多いので、減塩を気にするためにもオススメ。

おにぎりの良さは冷えてからもおいしいという点。2種類のおにぎりを冷えた時点でも試食するが、やはりBRITAで浄水されたお水で炊いたごはんの甘みとまろやかさを感じることができた。もちろん、そうでない方もお米の美味しさを楽しむことができるが、お水でここまで変わるのか、と参加者たちが感心していたのが印象的だ。

おいしいお米を使うだけでなく、お水にも少しこだわることで、はっきりと変わる味。せっかく新米のおいしい季節なだけに、ぜひ気を配ってみたい。