音楽教室での演奏について、日本音楽著作権協会(JASRAC)は、著作権料を徴収する方針を固めた。教室側は反発しており、文化庁長官による裁定やJASRACによる訴訟にもつれ込む可能性もある。
知財高裁は18日、使用料を徴収できると判断した1審判決を一部変更
「音楽教育を守る会」が東京地裁判決を不服とし知財高裁に4日付で控訴した
音楽教室事業者は、著作権法に定める「演奏権」が及ばないと主張していた
音楽教室の著作権料支払い問題などを、「法律改正により改善したい」と説明
著作権使用料を巡る裁判の口頭弁論が9日にあり、同職員が出廷した
「音楽教育を守る会」は、教室での演奏に著作権は及ばないと主張
4月からの1カ月で、徴収に応じたのは十数の運営事業者だったと報告
ある音楽講師は、好きな曲を弾けるようになりたくて入る生徒もいると主張
JASRACは、4月から徴収を始め、9月までに契約を結べば1割引きにすると発表
対象となるのは、楽器メーカーや楽器店が運営する楽器教室
音楽教室でつくる「音楽教育を守る会」は「大変残念だ」とする声明を発表
文化審議会は5日、JASRACの徴収開始を認める答申をまとめた
教室側が裁判を起こしたが、不利な文化庁長官裁定が出される方針だという
JASRAC理事長は6日の記者懇談会で、同問題についての進ちょく状況を説明
フリーランスで働く人たちの収入拡大に、JASRACやNHKが貢献していると指摘
JASRAC理事長は教室が権利者の利益をゼロだと主張するのはおかしいと指摘
21日、音楽教室側が文化庁に徴収の保留を求める申請書を提出し、受理された
受理された場合、JASRACの著作権料徴収開始は先送りされる見通し
全国約1000の事業者に「2018年1月1日から使用料徴収する」と通達したそう
JASRAC側は「創作者に還元しないのはおかしい」と訴えを退けるよう要求
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