政府は2006年12月8日、道路特定財源の一般財源化問題について、懸案の揮発油税の全額一般財源化は実質的に見送る内容の関連法案を08年通常国会に提出すると閣議決定した。「真に必要な道路」の中期整備計画を07年中に作成した上で、道路整備を上回る税収だけを一般財源化するという内容だ。道路特定財源の一般財源化は、安倍首相が構造改革の目玉としていたものだが、この日の閣議決定に対して新聞各紙はそろって「骨抜きだ」と強く批判している。