15日、61回目の終戦記念日を迎える靖国神社。(撮影:吉川忠行)

写真拡大

61回目の終戦記念日を迎えた15日、全国各地で自治体や遺族会、市民団体などによる追悼行事が行われ、戦没者の冥福(めいふく)を祈る。

 東京都千代田区の日本武道館では、政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ、 先の大戦で戦死した軍人・軍属約230万人と、空襲や原爆で亡くなった市民約80万人を悼む。同式典には、天皇、皇后両陛下が出席される。首相、衆参院議長、最高裁長官ら三権の長、各政党代表、戦没者の遺族ら約7300人が参列。正午の時報に合わせて1分間の黙とうをし、献花する。

 東京都千代田区の靖国神社には、開門の午前6時と同時に多くの遺族や旧軍関係者が訪れ、御霊(みたま)に祈りをささげた。小泉純一郎首相も同日朝、現役総理として21年ぶりに終戦記念日当日の参拝を行った。午前11時ごろには、超党派でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に所属する議員、前議員が訪れる予定だ。【了】

■関連記事
小泉首相 千鳥ケ淵墓苑で献花
【続報】首相、「8・15」参拝果たす
【速報】小泉首相、靖国神社に参拝