【ファンキー通信】自分も相手もまる見え!? 不思議な麻雀牌

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 人気賭博漫画『カイジ』で有名な漫画家の福本伸行氏。その彼が雑誌「近代麻雀」で連載している漫画に、『アカギ』という麻雀漫画があります。中学生ながら天才的な麻雀の資質を持ったアカギ。彼が裏社会の賭博麻雀界で伝説となっていく様子が描かれた作品なのですが、現在、この漫画の中で登場する特殊な麻雀牌が実際に販売されていて、人気になっているんです。

 その特殊な牌とは「鷲巣麻雀牌」。これは漫画の中で、裏社会の権力者・鷲巣がアカギとの麻雀対決の中で使用した麻雀牌。なんと1種類各4牌ある内、3牌が透明牌、1牌が通常牌でできた世にも不思議な牌なんです。

 透明牌ということはもちろん、相手からは牌の内容はまる見えになっているわけです。漫画の中では、お互いの配牌がほとんど見えている状態で、様々な駆け引きがあり対決が進んでいくのですが、実際にはどんな楽しみ方があるのでしょうか? この「鷲巣麻雀牌」をモチーフに「三透牌」というネーミングで麻雀牌を商品化・販売している市川屋の木戸さんにお話を伺いました。

 「漫画の中では、ツモ牌は袋の中に入れられて、自分が引く牌は透明牌であっても確認できないようになっているのですが、実際には通常通り、卓上に並べてツモをすることもできますよね。それによって自分が次に引く牌が確認できるなど、いろいろな要素が加わることになります」

 相手の配牌もある程度確認でき、そして相手からも確認される。そしてツモ牌もある程度予想できるとなれば、普通の麻雀とはまったく違う遊び方ができるわけです。

 「この三透牌のセットを2つ、3つ持っていれば、見える牌の数を変えることもできます。1種類各4牌の内、3種が通常牌、1種が透明牌という組み合わせなら、また戦略も変わってきますからね」

 そのほか、マニアの間ではこの透明牌をディスプレイとして飾っている人もいるとか。興味のある人はぜひ実際の「鷲巣麻雀牌」を購入してみてはいかが?(太田健作/verb)

市川屋
http://www.1kawaya.com/

livedoor デパート - 鷲巣麻雀牌