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だから頭の中で抽象的な思考をしている時、手や指や他の体の部分をある程度動かしたほうが、思考しやすいのかもしれない。というか体を動かしながらの方が明らかに思考しやすい。まあ本当に思考の奥深くに潜るような場合は別だけど。

よく思考に煮詰まると席を立って部屋の中を歩きまわるとか、近所を散歩するといいアイディアがひらめくというのも、そんな理由かもしれない。普通は気分転換のためと言われてるけどね。

散歩も本当に気分転換して別なことを考える散歩もあれば、歩きながら結局プログラムのことを考えている場合もあるわけで、後者は気分転換になってない気がする。むしろ体を動かすことに意味があるのかも。

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みんな思考が煮詰まった時に、アイディアを出す自分なりのスタイルを持っていると思う。そのスタイルがなにに起因しているのか?を考えてみるといいかも。実際に高い棚の上に荷物を持ち上げる行動やそれに関連する行動が問題を「棚上げする」思考の呼び水になってるとか、散歩が自分の記憶バンクの中を歩きまわる行為につながっているとか、ないだろうか。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年08月29日時点のものです。