念願の北京五輪にした後の小椋久美子&潮田玲子 (C) livedoor/野原誠治

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8日放送、「アナザースカイ」では、“オグシオ”ペアで人気を博した元バドミントン選手・小椋久美子が出演。番組では小椋の競技人生で欠かせない地、スコットランドを訪れた様子を伝えた。

「グレードは幾つかあるんですけど。大きいわけではないんですけど国際大会で初めて優勝した場所」と話す小椋。2003年、足の指を疲労骨折したことで翌年に控えるアテネ五輪出場の夢は叶わず。失意のどん底で出場したスコットランド国際大会で優勝し、パートナーの潮田玲子と更に4年後の北京五輪出場を誓い合った思い出深い場所だという。

番組では、「(潮田とは)一緒じゃない時が逆にない」、「いいチームだったんですよ」などと7年間一緒だった潮田について話した小椋は、自らのケガでアテネ出場を逃した際にも「ずっと待っててくれたんで、私の中には感謝しかない。焦らすような言葉だったり、“はやく戻ってきてね”って一切言わないんです」と明かした。

一方、潮田は潮田でアテネ五輪に小椋が間に合わなかったことからミックスダブルスで出場するという話もあったが、これを辞退している。VTRで登場した彼女は「私自身、三洋電機に入るきっかけだったり、オリンピックを目指すきっかけっていうのはオグッチと出会ったからっていうのが根本にあった。じゃないと多分私はオリンピックを目指すこともなかったですし、そこまで辿りつけるとも思ってなかった」とその理由を語ると、「ずっと私達ってシングルスプレーヤーだったんです。対戦もしたこともありましたし。でも、高校生の時に初めて組んだ時に凄いダブルスって楽しいんだなって思ったんですよ。それがなかったら多分私はやってなかった」とも。

強い絆で結ばれていた二人にとって再出発の地となった同地について、改めて訊かれた小椋は「辛い時に色んな方に支えて貰ったんだなって思わせて貰った場所。優勝したことで自信もついて北京五輪に向けて二人で“死ぬ気で頑張ろうね”って話して、その先の4年間頑張れたくらい私達にとっては大きい場所」と語った。