ミランFWステファン・エル・シャーラウィの苦悩は終わりに向かっているようだ。ミランは12日、アムステルダムでの検査の結果、12月28日に手術した選手の足の具合が良いことを明らかにした。エル・シャーラウィはミラネッロで今後4週間のリハビリをスタートする。その後、再び診断だ。

アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、「エル・シャーラウィは非常に重要な選手だ。今のフォーメーションではさらに重要となるだろう。松葉杖がいらなくなったし、良い兆候だね。まだあと6週間ある。だが、災難は終わりつつあると思うよ」と話している。

一方、エル・シャーラウィ本人は『Corriere della Sera』で、「僕は消えていない。僕へのスポットライトは消えたけど、ケガをしているだけだ。待っていてね。主役に戻りたいという意欲にあふれているんだ」とコメント。「こうやってピッチから遠ざかるのはとても難しいことだ。かなりの離脱だからね。次のステップはピッチでのトレーニングだ。復帰までは4〜6週間必要だろう」と続けた。

クラレンス・セードルフ監督の就任には興奮しているようで、「彼がミランの監督ですごくうれしいよ。チームメートだったときも、彼とは素晴らしい関係だったんだ。人として素晴らしい」とコメント。一方で、マッシミリアーノ・アッレグリ前監督にも「感謝している。僕をこのサッカーの大舞台に連れてきてくれた人だからね」と感謝した。

エル・シャーラウィはFWマリオ・バロテッリについて、「ミランのみんなはずっとそばで支えてくれた。特にバロテッリだ。ギブスをしている間も、彼はよくあいさつに来てくれた。すごくうれしかったよ」とコメントしている。さらに、同選手は次のように続けた。

「僕は自分がプロジェクトから外れたと感じてはいない。確かにロシアからのオファーはあったけど、ミランに残ることに決めたんだ。それが自分の望むことだからだよ。ここで、このユニフォームで、素晴らしい選手になりたいんだ」

「今はチャンピオンズリーグでラウンドを突破しなければいけない。セードルフ監督からは、治すことだけを考えろと言われたよ。僕は自信を持っている。みんなが僕を信じてくれているし、僕のことを待ってくれているんだ」