ミランでのデビュー戦ですぐにゴールを決めたMFアデル・ターラブは、FWマリオ・バロテッリともすでに友人となっている。リーグ前節ナポリ戦のベンチで涙を見せたバロテッリについて、ターラブは次のように語った。

「マリオの涙? ナポリに住んでいる娘のことで、彼は特殊な時期にあったんだ。きっと娘のためにゴールを決めたかったんだろう。感情の問題だよ。彼をそばで支え、愛情を与える必要がある。彼はスーパーな選手であり、僕らには彼が必要だからね」

ターラブは『メディアセット』でこのように述べている。

「僕とマリオは英語で話している。ドレッシングルームで僕を助けてくれているよ。土曜の午後、僕らはナポリで散歩を一緒にした。イングランドでは試合前に散歩する習慣があるんだ。だから、マリオにメールして散歩に行かないかと聞いたら、彼は『ちょっと待って。監督に聞かなきゃ』と返してきたんだよ。それで監督が許可してくれて、僕らは見つからないように裏門から出た。イタリアでのマリオはとんでもないからね」

「僕はすぐに適応している。ミランではまだ3回しか練習していないけど、(クラレンス・)セードルフ監督からはすぐに試合に出ると言われていた。(ディエゴ・)マラドーナのスタジアムでプレーできて、感動したよ。金曜のサン・シーロでのボローニャ戦も、水曜のチャンピオンズリーグ(CL)もそうだろうね。僕はCLを戦ったことがない。忘れられないだろうね。いつもテレビで見ていた。試合前はすべてを忘れて、ミランのためにベストを尽くすためだけに集中する」