台湾で一番人気のスポーツは「サイクリング」  自転車シェアブームで

写真拡大

(台北 16日 中央社)ネットリサーチの「OpView社群口碑資料庫」の最新調査によると、2013年に台湾で最も流行になったスポーツは「サイクリング」であることがわかった。台北市などが運営する自転車シェアリング事業が人気を後押ししたと見られる。

この調査は健康意識の高まりを受け国内のスポーツ人口が増加している中、今年のインターネット上の掲示板や交流サイト(SNS)、ブログなどで話題となったスポーツをランキング化したもので、それによると、サイクリングが第1位となり、以下、野球、ランニング、フィットネス、バスケットボール、水泳、登山、ダンス、サッカー、ヨガが続いた。

特にサイクリングは台北市が「YouBike」、高雄市が「City Bike」の名称でそれぞれ自転車シェアリングを運営、市民生活に密着した事業展開で、自転車への注目を集めることに成功。関心の高さは関連産業にも影響しており、ジャイアント(捷安特)やメリダ(美利達)など地元自転車メーカーは台湾で最も支持されているブランドの1位と2位をそれぞれ獲得している。

このほか、カラー・ランやバブル・ランなどの各地で催されているイベントの効果もあってランニングも流行のスポーツに成長しており、主催企業のブランドも消費者の心理をしっかりとつかんでいるという。また、フィットネス関連ではたるんだお腹をいかに小さくし、腹筋を割れさせるかといった話題が顕著だった。

(羅秀文/編集:齊藤啓介)