速報:イー・モバイルがSIMロックフリー Google Nexus 5を11月中旬発売。2年契約MNPで2万4800円(更新)

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現在開催中のイー・モバイル発表会より。 Android 4.4 KitKat 搭載の Google Nexus 5イー・モバイルも販売します。 サービスマニュアルの流出、米国 Google Play ストアでのフライング掲載からスピード感のある国内発表・発売となりました。

イー・モバイルからの発売は11月中旬で、予約受付は11月2日から。速報でお伝えします。

なおGoogle では本日より、日本国内でもSIMロックフリーで販売を開始しています。価格は16GB 3万9800円、32GB 4万4800円。

一方 イー・モバイルでは、バリュースタイル-Sで一括購入の場合、16GBモデルの店頭キャンペーン価格を3万9800円(通常5万400円)、24回払いの場合、通信料から1680円×24回の割引、総額で4万320円の割引が受けられます。いわゆる実質価格だと1万80円。さらに、ドコモやauからのMNPの場合、端末価格は2万4800円。

製造する LG は、2012年10月発表の Nexus 4 に続いて、 Android の新バージョンの製造を請け負ったことになります。日本国内では、SIMロックフリー Nexus 4 が遅れに遅れて今夏発売と、まるで試合終了後にゴールネットを揺らすかのようなタイミングの悪さでした。 しかし Nexus 5 は、世界の歩調にあわせて販売開始できたことになります。

基本的にはGoogleが国内販売しているものを、イー・モバイルも売る、というだけですが、料金の割引サービスなどがあるほか、店頭での説明や、イー・モバイルのサポートが受けられます。グローバルモデルと同じ端末ですが、サポートを受けられるのはイー・モバイルで購入したNexus 5のみ。端末のいわゆる製造番号にあたるIMEI(International Mobile Equipment Identity)で、イー・モバイルの端末かどうかを判別します。

このほか、11月1日より「Wi-Fiセット割」を開始。Pocket WiFi(イー・モバイルとソフトバンク)1回線につき、ユーザーとその家族を「対象にスマートフォンの通信料を最大5回線、最大980円引きとなるもの。キャンペーン期間は2013年1月1日〜2014年3月31日。

毎月980円の割引は2年間で、3年目以降は毎月780円引き。4年契約する場合は、980円引きが続きます。

挑んでる? 


イー・モバイルのキャッチコピーは、「挑んでる? イー・モバイル」というもの。グローバルモデルはこれまで、さまざまな国内試験や国内向けの味付けを経た上で携帯電話会社から登場しますが、Nexus 5イー・モバイルは、こうした国内向けの下準備をネットワーク試験などにとどめ、国内最速での投入を決めました。

最初の時点では完全に素のAndroidとなっています。今後、イー・モバイルが提供する機能やアプリなどを提供するかどうか検討していく方針。ただし、キャリアメールについては提供する見込みです。

今回の発表会、実はイー・モバイルのチャレンジは、Nexus 5 を国内最速で出すだけではありません。普段の発表会では、スーツに身を固めたエリック・ガン社長でしたが、今回の発表会はTシャツ姿とラフ。それだけではありません。会場に居並ぶイー・モバイルのスタッフも全員私服でした。

イー・モバイルでは、Google のAndroid 4.4の発表会の様子を見習って、全員が思い思いに「西海岸風」の出で立ちで発表会にのぞみました。「それぞれが思い思いに」のため、中にはかなり斬新な「西海岸」に挑んでいる方もいるそうです。なお、この西海岸スタイルは広報担当者曰く、Engadagetに載っていたGoogleの記事を読んだガン社長の発案。

また、会場配布のプレスキットには、イー・モバイル仕様のキットカットチョコレートも入っていました。ただし、こちらはパッケージ写真にあるようなAndroidのキャラクター型チョコレートではありませんでした。

Nexus 5は軽くて速い


会場にはタッチ&トライコーナーがあり、 Nexus 5の使用感が試せました。基本的にはこれまでのAndroidですが、試用した限り、アプリの起動は速く、動作がキビキビしている印象です。重さは約130gと、5インチクラスとしては非常に軽量。バッテリーは2300mAhとなっています。通信の対応状況は以下の通り。

GSM: 850/900/1800/1900 MHz
WCDMA: Bands: 1/2/4/5/6/8
LTE: Bands: 1/3/5/7/8/20

国内のLTEとしては、ドコモとau、ソフトバンクの2.1GHz帯、ドコモとイー・モバイルの1.7GHz帯に対応するほか、900MHz帯のLTEもサポートしているため、来春にソフトバンクがスタートする予定のプラチナバンドのLTEもサポートしていることになります。

なお、会場はLTEが入りにくいところのようで、端末はソフトバンクの3G網に繋がっていました。