ポルトガルの報道によると、インテルは再びスポルティング・リスボンDFマルコス・ロホを追っているという。23歳の同選手への関心は、数週間にも浮上したが、その後なくなっていた。ロホはワルテル・マッツァーリ新監督やクラブにとって理想的な人材だ。

左ききのロホは、3バックの左センターバックをこなせるが、サイドバックも可能だ。必要とあれば、サイドハーフも務められる。また、インテルは若手を重視し、彼らを土台に未来を築こうとしている。さらに、サラリーの上限も下げようとしているのだ。クリスティアン・キヴやマティアス・シルベストレで分かるだろう。

ただ、優先するのが中盤強化であることに変わりはない。カリアリのマッシモ・チェッリーノ会長は16日、「誰も売らない。おそらく(ミカエル・)アガッツィだけだ」とコメント。MFラジャ・ナインゴランについて、をマーケットから外したとしている。

「ナインゴランを売れば、1500万ユーロ(約19億円)を稼ぐことができるが、セリエA残留が危険になるかもしれない。それは4500万ユーロ(約57億円)の価値があるんだ」

だが、インテルは様子をうかがっているところだ。カリアリにはすでにトレード要員候補のリストを提示している。また一方で、インテルはMFアルフレッド・ダンカンの去就を検討していなければいけない。サンダーランドが800万ユーロ(約10億1000万円)を提示している。マッツァーリ監督はキャンプでチェックしたいと考えているところだ。いずれにしても、インテルには完全移籍で手放すつもりがない。

なお、エスパニョールにレンタル移籍していたFWサムエレ・ロンゴはインテルに復帰する。エスパニョールが発表した。ロンゴは前半戦で18試合出場3ゴール。セリエAでわずか1試合の21歳にしては悪くない。後半戦は深刻な負傷で欠場していた。

ナインゴランの代案となるのは、コリンチャンスMFパウリーニョだ。もう1年も狙っている選手である。だが、ローマも追っている同選手に、インテルはようやく手をかけているのかもしれない。シャフタール・ドネツクの幹部が「我々はパウリーニョに関心を持っているが、選手はインテルと事前契約を結んでいる」と話している。