山菜丼、イチゴ丼ともに春限定のメニューだが、他の季節でも季節限定の能登丼が登場する。季節ごとに飽きさせない姿勢がいい。ちなみにここでプレゼントされる箸は、石川県の県木・あすなろの無垢(むく)材だという。

●information

珠洲ビーチホテル レストラン「カメリア」

珠洲市蛸島町1-2-480



せっかく能登に来たのだから、「おいしい能登牛や旬の魚介類を食べたい!」という人も多いだろう。そんな人のために、能登牛と魚介の能登丼をリーズナブルに楽しめる店も紹介しよう。まずは、能登空港にあるレストラン「あんのん」。

ここでは「能登牛丼」が味わえ、能登牛を具材にする能登丼の中ではかなりリーズナブルな1,500円で展開をしている。しかし味は抜群! 上質な能登牛のうま味を生かした薄味の味付けは、どこまでも上品だ。何より、能登空港というロケーションがいい。飛行機で能登に降り立って、まず能登牛を味わう。

しかもレストランは空港の滑走路に面していて、空港を離着陸する飛行機を見ながら食事を楽しめるのだ。何とゴージャスなことよ! プレゼントされる箸は、能登空港の名が記されたオリジナルだ。

●information

能登空港レストラン「あんのん」

輪島市三井町洲衛10-11-1 能登空港3階



海鮮丼を食べたいなら、輪島朝市の近くにある「まだら館」の「海鮮能登どんぶり」もオススメしたい。旬の新鮮な魚介類がてんこ盛りで、これで1,700円は食べ応え満点。もちろん具材は季節の味わいだから、何度訪れても新しいおいしさを発見できる。旅のプチぜいたくを味わいたいなら、是非とも外したくない店だ。プレゼントされる箸はかわいい朱塗り。これもポイントが高い!

●information

民芸御食事処「まだら館」

輪島市河井町4-103



どこを切っても能登が顔を出す究極のご当地丼「能登丼」。奥能登地区が生んだ新しい地域グルメだが、器や箸にもこだわりを持つなど、単なるグルメの枠を超え、もはや地域文化の創造といってもいい多彩さだ。能登がぎゅうぎゅうに詰まった一品を是非体感していただきたい。