「マリオはすごいペースだね。彼のことはうれしいよ。選手としても、人としても、彼が成長しているのはうれしい。僕はいつも彼とうまくいっていたけど、今はさらに成熟しているようだ。世界のトップ3に入ることができるよ」

26日に行われるマルタとの2014年ブラジル・ワールドカップ予選に向けて、準備を進めているイタリア代表。FWステファン・エル・シャーラウィは、ミランのチームメートでもあるFWマリオ・バロテッリについて、このように話した。

「僕とマリオは新しい、若いイタリアを代表している。若手に投資するのは、最も重要なことだ。僕らがうまくやれていることは、うれしく思っている。でも、僕らにはまだまだ成長の余地があるよ。イタリアをさらに素晴らしいチームとするためにね」

「マリオのミラン加入が僕にとっての損害になったとは思わない。むしろ、多くのことが簡単になった。ゴール? 恋しくはないよ。僕が何より関心あるのは、パフォーマンスなんだ。ゴールはその結果として生まれるものだよ。心配はしていない」

「4-3-3での僕は左サイドでプレーしている。そこが僕の好きなポジションだ。ミランでもやっているしね。(チェーザレ・)プランデッリ監督からは(マッシミリアーノ・)アッレグリ監督と同じことを求められている」

一方、チェーザレ・プランデッリ監督はマルタ戦に向け、次のように話している。

「マルタでの試合は、予選突破に向けて決定的か、それに近い一戦だ。マルタがブルガリアに0−6と敗れて、どう思ったか? 重要な試合であることに変わりはないよ。いわゆる名門とされないチームは、イタリアとの試合になると、ここ一番の大勝負のつもりで戦ってくるからね。我々はしっかりと準備しなければいけない。もちろん、我々のクオリティーは彼らを上回っているし、勝ち点3を手にしたいと思っている」

23日の練習では、GKフェデリコ・マルケッティが肩を打ってトレーニングを途中で切り上げている。深刻なケガではなく、代表チームにはとどまるだろう。DFイニャツィオ・アバーテとMFクラウディオ・マルキージオも、通常どおりにグループに加わっている。

また、この日の午前にはローマMFアレッサンドロ・フロレンツィがチームに加わった。22日に行われ、2−0でロシアを下したU-21の主役となった同選手は、マルタ戦で出場停止のMFダニエレ・デ・ロッシの事実上の代役となる。