21日にブラジル代表とフレンドリーマッチで対戦するイタリア代表。チェーザレ・プランデッリ監督はジュネーブでの会見で、次のように話している。

●ブラジルについて
「我々が有利? それはちょっと大げさだろう。確かに、彼らはアイデンティティーを見つけようとしているところだ。だが、そのスピリットは決して失われたことがないよ。彼らには素晴らしいクオリティーがある。彼らのプレーのやり方でね。我々は有利じゃない。だが、苦しめたいと思っている」

●最近のブラジル代表の失敗について
「彼らはワールドカップ(W杯)に向けて適切なチームを模索しているところだ。国際的な変化があった。だが、ホームでの2014年W杯には準備を整えてくるはずだ」

●コンフェデレーションズカップ
2010年W杯の前の対戦では、ブラジルが3−0と勝利している。

「そのときから我々は変わった。(ジャンルイジ・)ブッフォンや(アンドレア・)ピルロ、(ダニエレ・)デ・ロッシの経験と、若くてクオリティーある選手たちをまとめようとしてきた。我々は個人ではなく、チームとしてプレーしてきたんだ。EUROは良かった。この道を続けよう。コンフェデレーションズカップでのブラジルとの対戦? 明日の試合は、その対戦に向けても、経験として役立つだろう」

●マリオ・バロテッリについて
「私のイタリアにとってのアドバンテージは、ミランで一緒にプレーしているから、ほかの4人の代表選手と彼が練習できるということだね」

●ネイマールについて
「世界的なモダンなストライカーの一人だ。技術クオリティーと、走るリズムを変えられる能力を重ね持っている。ボールがなくても相手の守備ラインを攻撃できるね」

●アドリアーノについて
パルマ時代にプランデッリ監督が指導したアドリアーノは、現在ブラジル代表にいない。ブラジルのメディアからバロテッリとの比較を問われると、プランデッリ監督はこう述べた。

「アドリアーノにはとても素晴らしい思い出がある。パルマでの2年間で、彼は大きなモチベーションを持っていた。これまでに指導した中で最も強い選手の一人だったよ。これまでやってきたことで彼が満足してしまったのは残念だ。マリオは彼よりもプライドがある。世界最強の一人であることを示したいと思っているんだ」