イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督は、21日のブラジル代表との国際親善試合と、26日のマルタ代表との2014年ワールドカップ予選に向け、トリノMFアレッシオ・チェルチを初選出した。同選手は18日、次のように話している。

「あり得ないことなんじゃないかと思うよ。とてもうれしい。この瞬間を楽しんでいる。フィレンツェを離れてから、トリノで(ジャンピエロ・)ヴェントゥーラ監督との道のりを始めた。彼は僕のことを知っていたんだ。一緒に目標を定めたんだけど、その最初の目標は、この代表招集で達成できた。だから、うれしいよ」

「次は前進しなければいけない。これは出発点なんだ。過去は過去。自分について言われていたことについて話しても仕方ないさ。今の僕は幸せだし、うまくやりたいと思っている。この重要な時期を過ごせていることは、ずっと僕をそばで支えてくれた人たちにささげたい。恋人や多くの友人たちを筆頭にね。監督に会ったら感謝するよ。初招集だし、夢だったし、ここにいることを名誉に思うからね」

「昨日の試合(ラツィオ戦)を開催すべきじゃなかったという(クラウディオ・)ロティート会長の意見には、部分的に賛成だ。何とかできたけど、サッカーをやれるピッチじゃなかった。僕らにとっても痛かったよ。僕らは常にグラウンダーのボールでプレーするチームだからね。でも、やることに決まったんだ。そして、僕らは勝った。残留に向けて非常に重要な勝ち点3だ」

「(ヴィンチェンツォ・)モンテッラ監督? 今回の招集に関して、彼から祝いの連絡はまだないよ」

一方、ミランDFマッティア・デ・シリオは、「素晴らしい感動だね。代表に戻るのは常に素晴らしいことだ。イタリア代表でデビューできたら最高だろうな。ただ、決めるのは監督だけどね。ここにいるだけで、すでに重要なことだ」とコメント。次のように続けている。

「リーグ終盤戦に向け、ミランが達成すべき目標としたのは、2位になることだ。(アドリアーノ・)ガッリアーニ代表取締役が、僕を(パオロ・)マルディーニと比較してほめてくれたことは、すごく素晴らしいことだった。彼のキャリアを追えるように願っている」