ミランFWマリオ・バロテッリに告白させるには、テレビ番組「イエネ」が必要だった。ミランのストライカーは有名番組で、あらゆるテーマについて語っている。まずは、バロンドールについて、このようにコメントした。

「バロンドールをまだ手にしていないなら、それはオレの責任だ。スポーツでは犠牲がすごく大切になる。オレは子供のころから、同世代の子たちがするような、普通のことをやれなかった。オレは世界最強の選手になって、多くのゴールを決めたいと思っている。最高のゴール? EURO2012のドイツとの準決勝での2点目だね」

写真も出回ったが、バロテッリはロベルト・マンチーニ監督とのケンカを否定している。

「オレがファウルをしたら、彼が怒ったんだ。でも、なんでもないよ。仲直りしたさ。ピッチではたくさん言い合ってきた。でも、楽しかったときのことも覚えているよ。笑っていたときのことをね」

インテル時代のチームメートでつながっているのは、ヴェスレイ・スナイデルとマルコ・マテラッツィだと語った。

「マルコはいつもそばにいてくれた。言われているような深刻なことは、決してなかったんだ。新聞では、彼がオレを殴ったって書かれている? ノーだ。彼にはやれないしね」

バロテッリは2014年のブラジル・ワールドカップで先発の座を狙っている。だが、そのパートナーは誰になるのだろうか?

「一人はミランでオレとプレーしている選手(ステファン・エル・シャーラウィ)だね。あとはみんなOKだよ。(ジャンパオロ・)パッツィーニ? 彼かもしれない」

また、バロテッリはゴシップについて、このように話した。

「本当にお金の稼ぎ方を知らない人たちというのがいて、それを利用するんだ。いずれにしても、ゴシップはあるものだけど、話をでっちあげるのはね。犯罪とは言わないけど、そのようなものだ。ゴシップよりも大事なことはある。オレのことはいろいろでっち上げられた。あまりに多くの話がね。誰もがオレを使っているかのようだ。オレに関するゴシップのうち、真実は0.01%しかない」

バロテッリはこの機会を生かし、いくつかの話を否定している。家でのボヤ騒動、マンチェスター・ユナイテッドのサポーターと口論、インテル時代の練習中にミランのソックスを履いていた、などだ。

事実なのは、マンチェスター・シティの下部組織の選手に向けてダーツの矢を投げたことや、家に銅像をつくったことなどだ。一方で、マンCでの罰金処分については、「本当に罰金を払ったのは、リーグ優勝を果たしたときに、チームと祝うのではなく、オレがイタリアに戻ったときだけ」と話した。

また、壊した車の数を聞かれると、バロテッリは「オレが壊したのはゼロだ。やられたのは2回あるけどね」と答えている。