今回は、シモーネに軍配が上がった。インザーギ兄弟がベンチに座っての初対決を制したのは、弟の方だった。

シモーネ・インザーギとフィリッポ・インザーギの兄弟は16日、それぞれラツィオとミランの下部組織を率い、「トルネオ・ディ・アルコ」第3節で対戦した。スタンドでは母マリーナさんや父ジャンカルロさんも観戦している。

フィリッポとシモーネの2人は、明らかに感極まった様子で一緒にピッチへと入ってきた。試合中は2人ともピッチサイドで立ち続け、指示を出した。

試合は後半に入って56分、サポネッティがペナルティーエリア内でハンドを犯し、これで得たPKをトゥンカラが決めて、ラツィオが先制した。主審は蹴り直しを命じたものの、トゥンカラは冷静にこれを決めている。

さらに、終盤にはトゥンカラがドッピエッタを記録。こうして、シモーネ・インザーギ監督率いるラツィオは、グループBを首位で終え、準決勝に駒を進めている。準決勝ではナポリと対戦だ。